アウトドアを楽しむ上で、座り心地の良いチェアは必要不可欠な存在。これの有無によって、キャンプや釣りなどの快適度が大きく変わってきますよね。
多くの人がチェアに求める要素は、軽くてコンパクトで、耐久性にも優れていることでしょうか。加えて、組み立て&片付けが簡単かどうかも注目したいポイントです。その条件がクリアするプロダクトを姉妹サイトmachi-yaにて発見しました!
「Techno BIP(テクノビップ)」は、まるで折りたたみ傘のように小さくまとまり、重さわずか420gと超軽量。耐荷重110kgと耐久性にも優れているし、ピラミッド型のミニマルなデザインもユニークです。
「これはぜひ使ってみたい!」ということで、サンプルをお借りすることに。近所の川原に持ち運び、実際に組み立てて座ってみた感想を紹介します。
閉じた状態ではわずか37cmに
アウトドアで使う上で、やはりコンパクトさは超重要です。
「Techno BIP」は折りたたんだ状態なら、長さ約37cm。小さめのエコバッグに入れて持ち運んでも、容量にはかなり余裕がありました。
ちなみに、使用時は本体をぐるりと覆うカバーを取り外せばOK。フックが取り付けられているので、バックパックに取り付けても良さそうですね。
組み立てにかかる時間は3秒!?
何より驚かされたのが、設営の簡単さ。なんせ、慣れてしまえば展開するのにかかる時間はわずか3秒程度なんですから。
まずは、シート部分が広がるようにフレームを展開します。
続いて、底面にあたる部分のベルトに備わったパーツを、緑色のステッチがある部分まで引っ張れば完成です! これにより、シートに張力が加わって座れるようになります。
なお、フレームにはアルマイト加工が施されており、耐腐食性や耐摩耗性に優れるアルミニウムを採用。
シートはポリエステルから作られており、防水性や難燃性、防カビ性を備えています。これなら、ハードな環境でもタフに使っていけそうですね。
左右にスイングできて座り心地快適
脚にあたる部分が2本しかないので、座る前は安定感に少し不安がありました。
…が、実際はそんな予想を裏切る座り心地の良さに感動。構造的にゆらゆらと左右にスイングできるので、長時間座っていても足腰の疲れを感じにくい印象を受けました。
わずか4本のフレームで構成されていても、耐荷重110kgを実現しているのはとても不思議。その秘密は、独自技術の「Atomテクノロジー」にあるそうです。
このテクノロジーには、アメリカの建築家バックミンスター・フラーが考案した「テンセグリティ」と呼ばれる“少数の材料でも安定した立体が成立する”法則を応用。
張力構造の観点から成り立つ…とのことですが、なるほど。底部のベルトをピンと張ることで各部に張力が伝わり、座ってもびくともしない丈夫さを実現しているみたいですね。
なお、折りたたみの際は組み立て時と逆の手順を行えばOKです。
こちらも3秒で…とはいきませんでしたが、慣れてしまえば10秒程度で収納できるでしょう。う〜ん、この手軽さはやみつきになりそうです!
極限までムダを削ぎ落としたミニマルデザインも魅力的な「Techno BIP」は、machi-yaでプロジェクトを実施中。執筆時点では、一般販売予定価格13,800円から30%OFFの9,660円(税・送料込み)にて支援が可能でした。
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Photo: 山科拓郎