避けては通れない、加齢による体の変化。なかでも40歳を過ぎたころから不安を感じる人が多いのが、記憶力の低下ではないでしょうか。

人の名前が思い出せない、頼まれた仕事をすっかり忘れていた…そんなことが増えたと感じることはありませんか?

30~60代の800人(男性400人、女性400人)を対象に行った健康意識に関するアンケート調査※によると、「最近自信がなくなっていることはありますか」の問いに対して「体力」(48.3%)に次いで「記憶力」(40.8%)が多くの回答を集めました。

※「健康意識に関する調査」:【調査方法】株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式【調査期間】2020年11月13日(金)~2020年11月16日(月)【対象】地域:全国/年齢:30歳~69歳/性別:男女/その他:有職者【サンプル数】800名 ※性年代均等割付

特に「記憶力」の回答率は、30代と40代以降の間には10ポイント以上の差が見られ、40代以降、加齢とともに記憶力に対する不安はますます高まる傾向にあるようです。

そんなビジネスパーソンをサポートしてくれるのが、「からだおだやか茶W」。GABAを配合した機能性表示食品で、記憶力(見たり聞いたりしたことを思い出す力)の向上と血圧が高めの方に適した機能があることが報告されています。

脳に関する著書を多数もつ作業療法士の菅原洋平さんに、脳機能は年齢と共にどう変化するのか記憶力を鍛えるためにはどうすればいいのか、そして「からだおだやか茶W」に含まれるGABAの効用について伺いました。

エネルギー供給源が変わる40代は脳のターニングポイント

Image: GettyImages
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ひと口に「脳機能」といっても、大きく分けて「ふたつの側面から考える必要がある」と菅原さんは話します。

ひとつめは「脳の可塑(かそ)性」。脳の部位が変異したり、いわば配線が変わったりするようなイメージで、脳が成長していく現象です。この成長のピークは16歳頃だといわれています。

ふたつめは、「脳の萎縮」。40代になると、脳の細胞が減る割合が多くなっていきます。

成長の鈍化と委縮のスタート、このふたつを掛け合わせて考えると、脳機能のパフォーマンスのピークは30代で、40代から徐々に下降していくといわれているのです。

さらには、脳へのエネルギーの供給方法が変わるのも40代だと菅原さん。よく耳にする「脳を働かせるには糖分が必要」という考え方、これが当てはまるのは、主に10代の若者だといいます。

10代の脳では、糖を分解してエネルギーを産出する「解糖系(かいとうけい)」というエネルギー源が主に使われます。

このエネルギーは、瞬発力に強い。一般的に若者は、一気に集中して何かをやりとげて、そのあとスイッチが切れたように眠るということがありますよね。これは、解糖系のエネルギーによるものです。

しかし40代以降になると、エネルギーの供給方法が変化します。糖だけではなく、タンパク質や脂質など、ほかの栄養素もエネルギー源として活用し始めるのです。

こうしてつくられたエネルギーは、若い頃のような瞬発力は発揮しにくい。急発進がない代わりに急ブレーキもなく、控えめな振れ幅の中で平均的な出力を持続する、というスタイルに変わっていくのが40代以降です。

でも、これは言うなれば脳システムのモデルチェンジ。衰退すると悲観的になるのではなく、変化に対する対応策をポジティブに考えていきましょう。

マルチタスクに欠かせない「ワーキングメモリー」

「記憶力」と聞くと、たとえば受験勉強のように、短時間にいかにたくさんの単語を覚えられるか、という能力だと考えがちです。しかし、現代社会における記憶力の定義は変わってきていると菅原さんは話します。

インターネットの登場が大きなターニングポイントでした。というのも、ネット検索を使えばなんでもすぐに調べることができますよね。つまり、脳内に情報をストックしておく必要がなくなったといえます。

その代わりに重視されるようになったのが、「ワーキングメモリー」です。

ワーキングメモリーとは、脳内に格納した情報を用途に合わせて選択、抽出して活用する能力。一見忘れているように思えても、関連するキーワードが出てきたら瞬時に思い出せる力です。

マルチタスクでプロジェクトが進行する昨今のビジネスシーンでは、この能力の高さこそが重要なのです。

それまでやっていた作業をいったん中断して、別の作業に取り組む。終わると最初の仕事に戻り、頭の中にしまっていた情報を再び取り出して作業を進める。このようにワーキングメモリーをいかに活用するかが、現代社会で求められる「記憶力」なのです。

できるビジネスパーソンは、切り替え方がうまい。いま取り組んでいる作業以外の情報は、頭の隅に置きながらも上手にスリープさせているんです。

頭の中で情報をずっと寝かせていると、その活動自体にエネルギーが必要になります。そもそも40代以降はエネルギー供給が落ちてくるので、余分なエネルギー消費は避けたほうが賢明です。

うちの外来に来る患者さんでも、「記憶力が落ちた」と訴える方が多いのですが、ほとんどの場合が記憶力の低下ではなく、注意力の低下。みなさん本来注意を向けるべきこと以外にエネルギーを使いすぎているんです。

ワーキングメモリーを鍛えて、上手に付き合う方法とは

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現代ビジネスシーンにおける「新しい記憶力」を考えた時に、避けては通れないワーキングメモリー。上手に付き合っていくためには、どうすればいいのでしょうか。具体的な方法を教えてもらいました。

<情報断食・デジタルデトックス>

入ってくる情報を減らすことによって、その情報をインプットするためのエネルギー消費を減らす。

スマホやSNSで、常に大量の情報にさらされている現代人。ひとつの基準は、「その情報を得たあとに、自分の行動が変化しない情報は不要」という考え方です。

情報は本来、自分の行動の精度を上げるために使うもの。行動変容につながらない「知っているだけ」という情報が増えれば増えるほど、そこに余計なエネルギーを使うことになってしまうんです。

<行動を起こしてから調べる>

行動を起こす前に下調べをするのではなく、まず作業に手を付ける。作業のなかで何かしらの不具合にぶつかってから、その誤差を修正するための情報を探す。

料理をする、買い物をするといったときに、先に情報を集めてから実際の行動を起こす、という人が多いですよね。これは、失敗したくない、という心理からです。

でも、たとえば実際に新しい道具を使ってみて、具体的にうまくいかない現象が起きてからその解決法を探したほうが、より有意義な情報を見つけることができます。

まずはアクションを起こし、そのアクションを向上させるために情報収集することを心がけてください。でないと、不要な情報まで集めることになり、脳を無駄に働かせてしまいます。

<インプットのあとは情報遮断>

情報収集をしたあとは、しばらく新たな情報に接しない時間をつくる。

作業がひと段落したところで、気分転換で別の調べものを始める人がいますよね。でも、これでは結局脳のエネルギー容量を消費してしまいます。そうではなく、いったん脳に「間」を与えることが重要です。

情報を得た脳は、頭の中で自動的に「関連付け作業」を行なってくれます。なので、その間は新たな情報を入れないことが望ましいのです。

席を離れて、外に散歩に行くのもいいでしょう。それでも目や耳から情報は入ってきますが、何かに注意を傾けている状態ではないですよね。視覚でいうと「周辺視」と呼ばれる、ぼんやりと見る状態に切り替わっています。

別の作業を始めてもいいですが、それまでとは違う脳の使い方にスイッチすることが重要です。

<良い姿勢を心がける>

「フォームを整えると作業効率が上がる」という、脳本来の調整機能を活用する。

皆さんの周りを見ても、だらしない姿勢をしていると気が散ってほかのことに手を出してしまう、仕事の効率がいい人はいつも姿勢がいい、ということはありませんか?

実は、脳には正しいフォームがとられていると作業効率が良くなるように調整する、という機能があります。現在の姿勢と、自分がいま言動、行動としてアウトプットしている内容が合致しているか、それらを照合する部位があるんです。

<能動的に五感をトレーニング>

自分がほしい情報を能動的に探しながら感覚を使う。

たとえば、流れている音楽のベースの音だけを聞こうとしてみてください。聞こえてくるものをただ平均的に受容するのではなく、ほしい情報を自ら探しながら聞く、ということです。

言い方を変えると、これは「ベース音」という情報を脳内にストックしながら、ほかの音をマスキングしようとする行為。ワーキングメモリーを鍛えるためには非常に有効です。マルチタスクで切り替えがうまい人は、仕事でも同じことをしているといえます。

記憶機能が向上する?「GABA」を取り入れるのも一手

このように、日常生活におけるちょっとした心がけで鍛えることができるワーキングメモリー。とはいっても、なかなかすべて取り入れるのは難しいもの。

そこで、記憶力の向上に効果のある「GABA」を定期的に摂取することも有効です。

GABAは野菜や果物、穀物などに多く含まれているアミノ酸の一種であり、例えばナスやトマトには100gあたりGABAが20~50mg含まれているほか、たくさんの商品が市販されているので、馴染みのある人が多いのではないでしょうか。

カフェインのように即効性があるわけではないので、習慣化して継続的に取り入れるのがポイント。併せて良質な睡眠をとることによって、その効果を感じやすくなると菅原さんは話します。

GABAは、興奮する交感神経を鎮めることで高血圧を抑制するとも考えられています。

血圧が上がるのは、体にとっては危機対応なんです。最近は昔のような終身雇用も当たり前ではなくなり、将来に不安をもつ人も多い。そんななかで、不測の事態に対応するための危機対応として、高血圧になる人が多いともいわれています。

でも本来一時的なものであるべき高血圧状態が続いてしまうと、心疾患のリスクが高まってしまう。長く健康的なキャリアを築いていくうえでも、血圧コントロールはビジネスパーソンにとって欠かせない習慣だと思います。

GABA配合の「からだおだやか茶W」は、記憶力と血圧にWではたらく

日本で初めて、記憶力と血圧にWではたらくGABAを機能性関与成分として配合したのが「からだおだやか茶W」です

記憶力向上を訴求した、GABA初の機能性表示食品だという点も注目すべきポイント。GABAが持つ「見たり聞いたりしたことを思い出す」という機能が、消費者庁に受理されたのです。


機能性表示食品【届出表示】本品にはGABAが含まれています。GABAには加齢によって低下する認知機能の一部である、記憶力(見たり聞いたりしたことを思い出す力)の向上に役立つ機能があることが報告されています。また、GABAには血圧が高めの方に適した機能があることが報告されています。

・食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。

・本品は国の許可を受けたものではありません。

・本品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。

飲み口は、ほどよい渋みとすっきりとした緑茶の味わいが特徴。開発中の味覚調査でも、「馴染みのある味わい」、「毎日飲んでも飽きない味」という声が多く寄せられました。

発売後の調査では、味に対する満足度は79%。特に40代以上の購入者では「今後も買いたい」というリピート購入意向が80%と非常に高く、機能だけでなく味の面でも高い支持を得ていることがわかります。

1本(350ml)にGABAを100mg配合した「からだおだやか茶W」を生活に取り入れることで、継続的に無理なく記憶力向上&血圧対策に取り組むことができそう。悩みを抱えている人に、予防として取り入れたい人も、新しい年の新習慣として検討されてみてはどうでしょうか。

菅原洋平(すがわら・ようへい)

作業療法士。ユークロニア株式会社代表。1978年生まれ。国際医療福祉大学を卒業後、作業療法士免許取得。国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事したのち、現在は、ベスリクリニック(東京都千代田区)で睡眠外来を担当する傍ら、企業研修を全国で行なう。『40代からは「記憶法」が変わります』(三笠書房)、『頭がいい人は脳を「運動」で鍛えている』(ワニブックス)、『超 すぐやる!「仕事の処理速度」を上げる“科学的”な方法』(文響社)ほか著書多数。

Source: からだおだやか茶W