適度な運動をして暴飲暴食せず、標準体重をキープしているだけでも、十分に健康的で素晴らしいもの。

でも、もうちょっとスタイルを良くしたいと考えているなら、懸垂運動を取り入れるのはいい選択です。

懸垂運動で主に鍛えることができる広背筋は、猫背を改善したり、男性なら逆三角形体型に、女性ならバストアップに効果的と言われています。

今回ご紹介するのは、ドアに設置できるウルトラスポーツの「懸垂バー。これを使えば、大掛かりなマシンを導入することなく、自宅で気軽に懸垂運動を取り入れることができますよ。

ドアにサッと設置して懸垂運動

開口部の横幅が61~81cmのドアさえあれば、基本的に設置可能です(※詳細な解説は、後半でご確認ください)。

ドアの上枠に頭をぶつけてしまうくらい高身長な人にとっては、バーが低すぎるかもしれません。が、標準的な身長で一般的な規格の家なら、まず問題ないでしょう。

グリップが垂直方向に付いているため、鉄棒を使って懸垂運動するより手首に負担がかかりにくいのは、なかなか好印象でした。

何と言っても、広背筋のトレーニングは器具を使わずに行なうのが難しいものなので、実用的な器具がリーズナブルに買えるのは助かるところです。

腕立てグリップとしても使える

腕立て伏せは、器具を使わずにできる代表的な筋トレですが、縦に握れるグリップがあると、先ほどと同様に手首の負担を軽減することができます

必要に応じて、足をベンチ台などに乗せれば、負荷を増やすことも可能。

特に筋トレ初心者にとっては、無用なケガのリスクを減らせるという意味でも、導入の価値アリでしょう。

設置上の注意点

今回購入したウルトラスポーツの「懸垂バー」は、ドアの上枠に引っ掛けるように固定して使うもの。

横に伸びているバーが支点になって、グリップ部分に掛かる下方向の力が、ドア上枠に引っ掛けるフック(板状のパーツ)を壁に押し付けます。

筋トレではそもそも、反動(勢い)を使った運動はするべきではないので、通常の使用方法なら、構造上特に問題が起きることはありません。

しかし、グリップを上方向にちょっと動かすだけで、簡単に外れる仕様なのも確か。

初心者が無理に頑張ってしまい、脱落してしまう危険性もあるので、メーカーは付属のストッパーでフックを固定するように警告しています。

ところが、ドア枠が額縁のような枠がついた(ケーシング枠)ではなく、壁との間にストッパーを差し込む隙間がない場合、DIY加工して取り付けないといけません。購入前には、ドアの寸法だけじゃなく、ドア枠の形状の確認もお忘れなく。

ともあれ、効果的な懸垂運動が手軽にできるアイテムなので、ぜひチェックしてみて欲しいところ。

最悪、室内干し用の竿になったとしても、後悔するほどの値段じゃないですしね(笑)。

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文・写真:田中宏和

Source: Amazon.co.jp