Microsoftの「PowerToys」があれば、Windowsはまったく違うものになります。PowerToysとは、Spotlightのようなすぐにアプリを開いたり、計算ができる検索バーや、即座にマイクをミュートにしたり、ウェブカメラをオフにしたりするショートカット、任意のアプリのウィンドウを画面に固定するツールなど、便利機能が満載のユーティリティです。

しかも、PowerToysのすべてのツールは無料です。今回は、中でも米Lifehackerお気に入りの機能をご紹介します。

1. 「Video Conference Mute」でマイク・カメラを一括管理

ウェブカメラやマイクがオンになっているのに気づいていないことほど恥ずかしいことはありません。

しかし、「Video Conference Mute」のショートカットを使えば、即座にマイクをミュートにしたり、ウェブカメラをオフにしたり、どちらもオフにしたりすることができます。

これは、さまざまなビデオ会議アプリに適用でき、それぞれのアプリのコマンドを別々に覚えるのではなく、ショートカット1〜2個しか覚える必要がありません。

2. 「Find My Mouse」で見失ったマウスを発見

モニターが大きかったり、2台あったりすると、マウスのカーソルを見つけるのに一苦労します。

私は、超ワイドモニターでカーソルを見失うことがあるので、この「Find My Mouse」のユーティリティを1番よく使います。左のCtrlキーを2回押すだけでカーソルが見つかります。

3. 「Always On Top」でウィンドウを固定

私はライターなので、ライティングアプリを画面に固定しながら、スクリーンショットや開いているアプリを参照して、その機能に関する正確な記述をしたいことがよくあります。

ですから、「Always On Top」は私には非常に便利です。たとえば学生の場合は、動画やPDFの資料を見ながらメモを取りたいこともあるでしょうから、この機能は使えると思います。

「Always On Top」を有効/無効にするデフォルトのショートカットは「Windowsキー + Ctrl + T」です。

4. 「FancyZones」で画面上をゾーン分け

ウィンドウの配置や管理にうるさい人がいます。そんな人には、画面上をきれいにゾーン分けし、複数のウィンドウをそのゾーンに配置することができる「FancyZones」が便利です。

「FancyZones」でレイアウトを選んだら、Windowsキーを押しながらウィンドウをドラッグして、選んだレイアウトのゾーンにドロップしましょう。

5. 「Image Resizer」で気軽に画像編集

「Image Resizer」は、右クリックで画像のサイズや解像度を変更できます。必要に応じて、解像度をカスタマイズすることもできます。

完全にPhotoshopの代わりになるわけではありませんが、多くの人にとって、軽くて無料で解像度を変更できる方法です。

6. 「PowerRename」でファイル名を一括変更

「PowerRename」は、大量のファイル名を一度に変更できるユーティリティです。

Windowsエクスプローラーでファイルのグループを選び、右クリックし「PowerRename」を選びます。

ファイル名の頭文字を大文字にするか、ファイル名をを大文字/小文字にするかを選ぶこともできます。また、選択した各ファイルに番号を追加することもできます。

7. 「PowerToys Run」でパソコン内を一括検索

Macユーザーは、長い間Spotlight検索を使って、アプリを開くことから計算まですべてやってきました。

「PowerToys Run」はそのWindows版で、「Alt + スペースバー」のショートカットで使えます。

8. 「Awake」でパソコンのスリープモード防止

パソコンをスリープモードにしたくない場合は、PowerToysのユーティリティ「Awake」を有効にしましょう。

スリープモードに特化した機能で、画面を表示し続けるかどうか、パソコンを一時的に/常時起動させるかを選ぶことができます。

Source: Microsoft