ビジネスパーソンの働き方の幅を広げてくれるツールとして欠かせないタブレット端末。そのなかでもiPad miniは絶妙なサイズ感で人気です。

コンパクトさゆえの高い操作性と携帯性はオンリーワンのメリットであり、ビジネスシーンとの相性は抜群。何代もiPad miniを選ぶユーザーが多いのも頷けます。

一方で、iPad miniユーザーは潜在的に“ある問題”を抱えている、とも感じています。それは「利用スタイルにマッチしたケースに出会えない」問題。ケースを装着してしまうと、どうしても重さも厚みも増してしまうため、小型・軽量というメリットを打ち消してしまうのです。

しかし、このケース問題に対する明確な解答が提出されました。

究極に薄く、軽く。CASEFINITE「THE FROST AIR」(ケースフィニット フロストエア)から登場した極薄・極軽量のiPad mini6専用ケースです。

「裸派」の私も思わず唸った薄さと軽さ

実は私もiPad miniのヘビーユーザー。当初はケースを着用していましたが、現在はケースなしで利用しています。

理由は、iPad miniという最高のミニマルデザインから得られる体験が損なわれるのを懸念したから。小型・軽量で、スッと取り出せて、作業の手を邪魔しない。そんな私が求めるiPad mini体験を損なわないのであれば、ケースもやぶさかではありませんが、その条件を満たす存在を見つけられずにいたのです。

しかし出会ったのです。

CASEFINITEの人気シリーズ「THE FROST AIR」のiPad mini 6版薄さ約1.0mm、軽さ約26gという薄さと軽さにこだわったケースとなります。

実際に手にとってみると、あまりの軽さに驚きを隠せませんでした。「iPad miniのケースならこのくらいの重さだろう」という経験則から導かれる重量予測が通用せず、これは本当にケースなのだろうか? と疑いたくなるほどです。

薄さも驚異的で、挟んだ指のぬくもりを感じるほどの極薄さ。それでいて、たわむこともなく、これだけの薄さでケース形状を成型できているという事実にただただ驚くばかりです。

しかし、ここまで薄いと「装着しにくいのでは? しっかりと守ってくれないのでは?」 という懸念が生まれます。結論から言えば、それらも杞憂でした。

高精度で安心感を感じるつくり込み

THE FROST AIR」はiPad mini 6の寸法にジャストフィットするように正確につくられています。PP(ポリプロピレン)を素材としていて、伸縮性はないため、やや慎重に装着する必要がありますが、ボタン類がまとめられた上部から差し込んでいくと、スムーズに装着できました。

背面は艶消しマット。薄く透過するため、装着してもAppleロゴを隠しません。プロダクトのデザインを損なわずに装着できるというのは、やはり嬉しいポイントです。

サラサラとした手触りで、触覚的な心地よさを与えてくれるのはもちろん、指紋や汚れも目立ちません。これは手持ちで操作するシーンの多いiPad miniの利用スタイルにマッチした素材と質感だと言えます。

「これはスゴイ…」

思わず声が出たのが、露出するパーツ周りの処理。電源ボタンやボリュームボタン、USB-C端子部など、凹凸がある箇所は元の質感を損なわぬように正確に切り抜かれています。特に寸分たがわぬスピーカーホールの切り抜きは、芸術的領域

この薄く軽い素材で、これほどまでの成形精度を出せている事実に、ただただ驚くばかりでした。

変わったことと、変わらなかったこと。両方のメリットが大きい!

THE FROST AIR」を使ってみて、変わったことと変わらなかったことがあります。まずは変わったことから。ケースを装着したことで、ホールド感が増しました。

画面よりわずかにケースのエッジが立っています。

これは画面への傷を防ぐための隆起ですが、片手で持つときに指が引っかかり、裸の状態よりもしっかりと持てるのです。まさかケースの装着が持ちやすさ(=使いやすさ)にも繋がってくるとは思っていなかったので、これは嬉しい誤算でした。

ケースがあることで、傷へのストレスが減ったのも見逃せないメリットです。

ボディ素材のアルミニウムはやや傷つきやすく、カメラも大型です。そのため、裸の状態では置き場所に注意を払っていましたが、「THE FROST AIR」は背面を全体的にカバーしてくれています。

カメラ部もレンズよりわずかに隆起しているので、テーブルへも臆せず置けるようになりました。これまでにも増してカジュアルに利用できるようになったのです

そして、変わらなかったこと。これはiPad miniの持つ本質的な魅力です。

断言します。装着しても、軽さ、薄さというiPad miniのメリットは損なわれません!

相変わらず持ち運びもスムーズですし、片手でもスッと支えられる絶妙な重量感。ケースの装着後でもiPad miniから得られる体験は、何ひとつ失われませんでした。

安心してください。ケースを装着しても、小さくて軽くて、薄くて持ち歩きやすいのはそのままです。

Apple Pencilもしっかりと装着・充電できるので、手帳代わりにアプリでスケジュール管理したい人にもオススメできますよ。

本体カラーに合わせて、マッチしたカラーを選べる

THE FROST AIR」は清麗さを感じさせる「アイスホワイト」とシックで上品な「スモークブラック」の2色。iPad miniとの組み合わせで、自分好みのカラーマッチを楽しむことができます。

こちらは「スペースグレイ×スモークブラック」の組み合わせ。

スペースグレイの落ち着いたガジェッティーな雰囲気を、スモークブラックのケースがさらに引き立てます。PCやステーショナリーと一緒に持ち歩くと映える組み合わせとなりそうです。

本体の華やかさを活かしたいなら、アイスホワイトの出番。

ピンク×アイスホワイト」は本体のピンク色をさらに1レイヤー柔らかに。iPad miniの軽さやカジュアルさを更に引き立ててくれます。

パープル×アイスホワイト」は、存在感が薄くなったかのような儚さにも似た美しさを演出。そうかと思えば「パープル×スモークブラック」にすると、気品の高さを感じさせる大人びたイメージへと変貌させます。

スターライトとの組み合わせも最高でした。「スターライト×アイスホワイト」は淡い薄金色ボディの柔らかさをさらに引き立たせ、ヴェールをまとわせるかのような純麗さを感じさせます。これを「スターライト×スモークブラック」に変えると、一気に大人のツール的なアダルティフェイスへ。

こうして、普段持ち歩く荷物やiPad miniの印象と合わせてカバーを選ぶ楽しみも与えてくれます。

裸を上回る、繊細で上質な「ほぼ裸」体験を

正直、iPad miniにケースは必要ないと思っていました。

ほとんどは手持ちで利用するのでスタンドは不要ですし、重く厚くなるのも嫌です。故に、本体が傷つくのを恐れながらも、iPad miniは裸が最適解だと信じていたのですが…。「THE FROST AIR」との出会いはこの認識を直ちに上書きしました。

ケースを装着しても、何ひとつ変わらない操作感や体験。それでいて防御力を得たことによって、それまで以上にカジュアルにiPad miniを操れるようになったのです。

カバーや装飾パーツがないのも気に入りました。触覚・視覚的なノイズが一切ないので、没入感を削がれることがありません。短時間に書類を読み込んだり、調べごとをしたりといった際に、スッと取り出してそのまま画面に向かって集中できるわけで、これはビジネスシーンでも有利に働くと感じています。

こうしてiPad miniを守れるだけでなく、体験への没入感やモチベーションアップも期待できる「THE FROST AIR」。それはビジネスに読書に、エンタメにと、人生の相棒として活躍するiPad miniの必需品。一緒に備えるべき、理想のケースです。

Photo: 小暮ひさのり、Source: CASEFINITE(1, 2