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家族がごきげんなら楽しく仕事ができる


佐々木正悟 このブログは「仕事を楽しく!」が究極のテーマです。

文字通りにとらえるなら、ただ、仕事を楽しくやれればいいはずです。

ところが私の場合、楽しく仕事をするには家庭内もまた楽しくなければならず、少なくとも不穏な空気に充ちていては困るのでした。

残念ながら、24時間365日、どんなときでも家族が完全に円満というわけにはなかなかいきません。

もちろん私のこうした願いは非現実的なもので、夫や妻と少々ケンカしたって自分は平気で仕事ができるという人もいるでしょう。

私はただタイプが違うというだけです。

実際、私自身のことをふり返ると、楽しく仕事ができるかどうかは、家族中が平穏であるかどうかにのみ、かかっているように思います。

仕事の中身は関係ないのです。

今となってはいちばん「重め」の仕事といえる書籍原稿であっても、奥さんがごきげんなら楽しく書けるし、そうでなければそうはいかないのです。

つまり私にしてみると「仕事を楽しくする」には、何の仕事を選ぶかではなく、どのように仕事を進めるかでもなく、ただただ奥さんとムスメに上機嫌でいてもらえればうまくいくわけです。

「仕事を楽しむ」とか「仕事のやりがい」をテーマにしている本に、こんなことはあまり触れられていません。私が倉園佳三さんの提唱する「グッドバイブス」に強く惹かれたのは、周りの「機嫌」などに引っぱられがちな私の性格の「弱さ」に対する言及があったからなのです。

自分は相対的に「弱者」だと思っていた

「あなたがしあわせな状態で帰宅したとき、大切な家族のだれかがとても不機嫌そうにしていました。その日の夜、あなたは家でしあわせにしていられますか?」

もしかしたら、中には「自分はまったく気にせずにしあわせなままだね」と言い切れる強者もいるかもしれません。

けれども、多くの人の答えは「絶対にムリ!」なはずです。

私はこれを読んだとき、「そういうものなのだろうか?」と不思議に感じたのをよく覚えています。「絶対にムリ!」なのは自分だけのように考えていたのです。

それほどまでに私は他の人を「強者」だと感じ、自分は相対的に「弱者」だと思っていました。

この一節を読んでから私は少し自分についての考え方を変えました。

「人のご機嫌取りをする」なんて苦々しいことだとそれまで思っていたわけですが「多くの人」が私と似たようなものなら、たとえ苦々しいとしても「人としては受けいられられる話」と考えられたわけです。

グッドバイブスが「ご機嫌取り」をすすめていたというわけではありません。そういうわけではありませんが、「ご機嫌取り」がさほど理想的なふるまいでなかったとしても、やむなく受け入れるのまでムリとは言えない、と考え直してみたわけです。

たとえて言えば、人は風邪をひくのを受け入れて生きるでしょう。喜々として風邪をひくのではないにせよ、人間が風邪をひくのはしようがないことです。私1人が風邪をひくなら、これはもう少し何とかしようとも思いますが、風邪をひくのは私だけではないのです。

同じように、家族の機嫌が気になってしようがない人が「大勢」であるなら、そんなにどうにかしようとがんばらなくてもいいわけです。

そう思うようにして以来、驚いたことに少しだけ、仕事が楽しくなりました。

▼編集後記:
佐々木正悟


親しみやすくてさらっと読めて、それでいてちょっと気になることが書いてある。
そんな対談本をシリーズ化していきたいと思っています。