マーベル映画ファンの私、7月8日公開の『ソー:ラブ&サンダー』の特報を見て驚いたことがありました。それは特報の最後に出てきたナタリー・ポートマンの姿

ジェーン・フォスター役でシリーズに復活したナタリーが、筋肉隆々になっているではないですか!

華奢→マッチョに、ナタリーの大変身

ナタリー・ポートマンといえばビーガン食の実践者として知られています。小柄で華奢な彼女が役作りでどんな筋力アップ方法を取り入れたのでしょうか。興味津々です。

昨夏、『ヴァニティ・フェア』誌のインタビューで、ナタリーはトレーニングについてこう述べています。

(トレーナーとともに)ウェイトトレーニングとプロテインシェイクをたくさん取り入れました。ウェイトトレーニングは、今までやったことがないようなヘビーなものです。

筋骨隆々を目指したことはないですし。

フィジカルな役だったので、アジリティワークと筋力ワークをたくさん行ないました。

それ以上具体的には述べられていないものの、筋トレ&タンパク質摂取という定番に加えて、アジリティワークというのが気になりました。

アジリティワークとは

アジリティワークって、モビリティワークと同じ? 瞬発力を鍛えるもの?

調べてみるとどうやら少し違うようです。米国の健康情報サイト「ヘルスライン」ではこう定義されています。

一般的に、アジリティ(敏捷性)とは正しい姿勢と動きのメカニズムを維持しながら、移動中にすばやく方向を変えられる能力を指します。(中略)アジリティトレーニングには、運動中に方向を変える能力を高めるエクササイズがあります。

なるほど。ソーのハンマー(重すぎてほかのヒーローには扱えない)のふさわしい使い手になるには、ただ筋力があればいいというわけではなくアジリティも必須なんですね。

遠い昔テニス部員だった私、ウォームアップにフットワークが含まれていたのを思い出しました。あれもアジリティワークの一種だったようです。

狭いスペースでもOK

でも、テニスやサッカーのためのフットワークエクササイズって、広い場所が必要ですよね……?

2年近く宅トレをしている私、アジリティワークも家でできるのかと半信半疑で検索したところ、約1㎡のスペースでできる動画を見つけました。

そのスペースにマーカーコーンを4つ置いてさまざまなフットワークを行ないます。いや〜、けっこう狭いスペースでもアジリティワークができることがわかりました。これなら宅トレに含められそう。

また、前述の「ヘルスライン」の記事内にもいくつか例が挙げられています。

アジリティワークのメリット

ヘルスライン」では、アジリティワークのメリットとして、下半身と上半身の強化、瞬発力やバランス、可動性、歩行メカニズムと持久力の向上などが挙げられています。

筋力や筋肉量の増加だけではなく、身体をどう動かすかも重要。スーパーヒロインを演じるナタリーのトレーニングに、アジリティワークを取り入れたのも納得がいきます。

前述の『ヴァニティ・フェア』のインタビューでナタリーは今回の役作りで得た筋力のおかげで体の動かし方が変わり、人生ではじめて力強いと感じられるようになったと述べています。

これはわかる! 私も筋トレのおかげで前よりもパワーを感じているし、華奢よりは頑丈を選びます。『ソー:ラブ&サンダー』は7月8日、日本公開です。

6月26日20時公開の後編では、ビーガンプロテイン製品について取り上げます。

Source: Vanity Fair, Healthline, YouTube 1, 2