『推しの肌が荒れた』(書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします)
『推しの肌が荒れた』(書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします)

SNSを中心に、漫画「推しの肌が荒れた」がバズっている。作者は冒頭数ページしか投稿していないにもかかわらず、2話を紹介するツイートには3万以上の「いいね」がついている。なぜ今この漫画が人々の心に響いたのだろうか。 

 内容を簡単に紹介すると、主人公が描いた地下アイドルのイラストがSNSでバズり、主人公もアイドルも人気が上がっていく。しかしアイドルの肌が徐々に荒れはじめ、アイドルも肌荒れを絵に再現する主人公も、一転してSNS上で叩かれはじめる――というものだ。

「推しの肌が荒れた」は掲載されたサイト上で累計100万PV超を記録。表題作を収録した『推しの肌が荒れた~もぐこん作品集~』が6月に発売され、漫画読みを中心に口コミで拡散し、大きく反響を呼んでいる。

「子どもの頃からアトピーだった」と公表する著者が描くからこそ、リアルでヒリヒリした内容になっており、同じ悩みや何かしらのコンプレックスを抱えた人にも刺さったのではないかと考える。一度は読んで欲しい、渾身の作品。全3話の3話目をお送りする。

『推しの肌が荒れた』cもぐこん/新潮社
『推しの肌が荒れた』cもぐこん/新潮社
『推しの肌が荒れた』cもぐこん/新潮社
©もぐこん/新潮社