カリスマ整理収納アドバイザーの中山真由美さんに、考えずに無理なく整う部屋づくりを学ぶ<片付け連載>もラストスパート。

ここまで紹介した整理収納の基本を知り、実行できれば、あとは毎日ちょっとした片付けをするだけで、きれいな部屋をキープできます。

そこで、日々のルーティンに加えたい、考えなくてもできる片付けリストを場所別にまとめました。

もちろん、毎日全部をやらなくてOK!どの項目も所要時間は、1~5分程度です。

考えなくてもできる片付けリスト(所要時間:1~5分)

クローゼット

□ 着た服をしまうときはいつも一番手前に戻す。

<着ない服が奥に押し出されるので、処分の目安になる>

□ 全部の服をハンガーにかけず、(素材に合わせ)シワになりにくい服は畳んで収納する。

□ 衣類が増えたら、マイルールに従って処分する。

<2~3着買ったら1着捨てる、サイズが合わなくなったら即捨てる、ハンガーの本数を事前に決めておく など>

□ 衣類の管理に使うアイテム(ハサミ、洋服ブラシ、ほこり取り用のコロコロ、シワ防止スプレーなど)をグルーピングしてクローゼットに常備し、気になったらその場でケアする。

リビングダイニング

□ テーブル上や床上に出ているものを定位置に片付ける。

□ グルーピングした「よく使うものセット」の状態をキープする。

□ 「グレーボックス」を定期的に見直す。

□ DMや書類の「一時置きボックス」を定期的に見直す。

キッチン

□ 食べない食品や調味料を処分する。

□ 賞味期限切れの食品や調味料を処分する。

□ いつ冷凍したかわからない食品を処分する。

□ 冷蔵庫の取扱説明書を確認し、正しいゾーニングに沿って収納する。

<扉は、温度が上がりがちなので生鮮食品には不向き。チルド室は作った料理の仮置き用にスペースを空けておくのがおすすめ>

□ カトラリーボックスは、家族の人数分をキープ。

□ 来客用や頻度の低いカトラリーは、上段へ移動する。

□ 不要な食器や調理道具をこまめに処分する。


キッチンや玄関など目につくところにリストを貼って思いついたら、気が向いた項目から片付けをしてみましょう。

一気にするのではなく、少しずつ無理なくが基本。

続けるうちに、手間をかけずに整った環境がキープできるようになるはずです。

次回最終回は、中山真由美さんが愛用している片付け・掃除アイテム活用している買取サービス、片付けがはかどるアプリやラベルライターなどを教えていただきました。お見逃しなく。

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中山 真由美(なかやま・まゆみ)さん

中山 真由美(なかやま・まゆみ)さん

整理収納アドバイザー/お部屋と心のカウンセラー もともと雑貨が好きで物が多く、そのためいつも部屋がゴチャゴチャ。あれこれ試行錯誤を繰り返すものの捜し物が多く、イライラすることもしばしば…の日々だったが、「整理収納」サービスと電撃的な出会いをしたことで、子どもの頃からの「捨てベタ」「しまいベタ」を克服。2020年からは個人での活動を開始。個人宅や法人の整理収納コンサルティングやマンションの間取りの提案や監修、セミナーを精力的に行っている。【 公式サイト

【取得資格】整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー1級認定講師、整理収納アドバイザー2級認定講師、企業内整理収納マネージャー認定講師、整理収納アドバイザージュニア2級認定講座認定講師、ファイリングデザイナー1級、心理カウンセラー、生前整理アドバイザー準1級

――2019年8月15日の記事を再編集のうえ、再掲しています。

執筆:田邊愛理