最近疲れがとれない。仕事も趣味もやる気が出ない。頑張っているつもりなのに仕事の効率が上がらない——。こういう状況がしばらく続いている場合は、「燃え尽き症候群(バーンアウト)」になっているかもしれません。

「燃え尽き症候群(バーンアウト症候群)」は 2019年5月に「国際疾病分類」に追加されました。医療上の「病気」とは定義されていないものの、やる気が出ない、憂鬱な気分が続くといった「燃え尽き」の傾向は多くの人に見られます。

燃え尽き症候群を引き起こす最大の要因はストレスだといわれています。そのため、職業や年齢にかかわらず、誰もがなる可能性があるものなのです。

「燃え尽き」という言葉から「頑張りすぎた人がなるもの」とイメージする方も少なくないですが、そうではありません

「自分は大丈夫」と思っていても、生活の中で知らず知らずのうちにストレスが溜まり、あるとき限界を超えて「燃え尽き症候群」になってしまうケースが増えているのだとか。

「力を発揮できない、パワーがでない」という状態になる前に「燃え尽き症候群」の特徴や対処法、ストレスとの付き合い方を知っておきたいもの。気になる答えを求めて、『「燃え尽きさん」の本』(かんき出版)の著者である産業医の池井佑丞先生にお話を伺いました。

Image/Source: はたわらワイド