「もうちょっと安全に運転してくれない?」

先日、運転中に妻から言われてドキッとした一言です。

約15年間運転をしてきて、危険な運転をしている自覚はありませんでした。むしろ、運転はうまいほうだと思っていたくらいだったので、ショックを受けると同時に危機感を覚えました。

家族が怖いと感じるような運転を自分がしてしまっているのなら、安全運転をイチから見直したい。そんなときに思いついたのが、イーデザイン損保の「&e(アンディー)」という自動車保険。

事故が起きてしまってからフォローする従来の自動車保険とは違い、日々の安全運転からサポートしてくれる新しい自動車保険です。実際、加入してみると手元に届いたのは、500円玉サイズの小さなセンサー。自動車保険なのに、センサー? 一体、どういうこと?

今回は、実際に「&e」への保険切り替え検討から加入までの流れと、筆者が実践して感じた本音やメリット・デメリットをご紹介します。

運転を見直すきっかけは、妻の一言だった

筆者は静岡県掛川市に住むライフハッカー[日本版]編集部員で、1歳と4歳の2児の父。通勤や保育園の送り迎えで、毎日のように車を運転しています。休日は、家族で片道1〜2時間かけて遠出をする機会も多く、特にコロナ禍以降、車での移動が増えました。

プライベートを充実させることはもちろんですが、それ以上に地方在住者にとって生活必需品である自動車。でも事故は怖いですし、何より大事な家族を乗せて運転しているという責任を感じ、安全運転を意識していました。

しかし先日、近所のスーパーに行く道中で「もうちょっと安全運転できない?」と妻から指摘されてしまったのです。

よくよく話を聞いてみると、妻から運転に対する不満が続々出てきました。

白線に寄りすぎていて、怖いときがある。よそ見するときもある。ブレーキが遅いときがあって、ヒヤッとする。子どもがまだ小さいから、チャイルドシートにずっと座れず、ときどき立ってしまう。そんなときに、急にブレーキを踏まれたらと考えると…。

そんな余計な心配をかけてしまっていたとは…。本当に、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

自分では安全運転を意識しているつもりでも、同乗者は不安を抱えていることがわかりました。第三者目線で自分の運転を評価されることがないので、過信していたのかもしれません。

健康や運動量の把握はApple Watchに任せていたり、仕事ではスケジュールやタスク管理はアプリを使っていたり、評価や記録する手段があります。でも、運転は直接命に関わるのに、評価されることは全くありません

くしくも、5人乗りのセダンから7人乗りのミニバンに買い替えたばかりのタイミング。「万が一事故が起きてしまったとしても、子どもたちを守れる車にしたいね」と妻と話をしての買い替えだったので、当たり前の日常を守っていくためにも、運転を見直すぞと決意したのでした。

安全運転をサポートする「&e」の仕組みとは?

1歳の長男。どこか視線に「もっと安全運転してよ」という抗議を感じるのは筆者だけでしょうか…
1歳の長男。どこか視線に「もっと安全運転してよ」という抗議を感じるのは筆者だけでしょうか…

そこで思い至ったのが、「事故のない世界の実現」を目指す新しい視点の保険「&e」。ライフハッカーでは以前から&eについて何度も紹介しており、前々から気になっていた自動車保険でした。

運転傾向がわかる「&e」を使ったら運転技術が上がるだけじゃなかった | ライフハッカー[日本版]

運転傾向がわかる「&e」を使ったら運転技術が上がるだけじゃなかった | ライフハッカー[日本版]

その理由は、センサーとアプリによる、運転傾向の分析や評価ができること。ライフハッカー読者であれば、ランニングやトレーニング、睡眠などのデータをスマホやスマートウォッチで収集していたりするのではないでしょうか?

運転も同様にデータを収集して、改善していける時代になっているのです。具体的には、「&e」では以下のようなことができます。

運転をスコア化。安全運転をするとハートがもらえる

Screenshot: 島津健吾 via 「&e」
Screenshot: 島津健吾 via 「&e」

ひとつは、運転スコア。急ブレーキなどをセンサーが感知して、運転データをスコア化してくれる機能です。10点満点で毎回運転を評価してくれるだけでなく、急発進、急ブレーキ、急ハンドルなどの回数まで細かく記録してくれます。

さらに、安全運転をしていると、ハートをゲットできます。このハートは、コンビニのコーヒーやスイーツなど運転の合間に楽しめる商品に交換可能。

運転を評価できて、報酬までもらえるなら、安全運転したくなりますよね。妻が「私もやってみたい」と声を上げていました(笑)。

60秒で事故現場のシミュレーションを体験

Screenshot: 島津健吾 via 「&e」
Screenshot: 島津健吾 via 「&e」

皆さん、事故に巻き込まれたことはありますか? 筆者は一度、車をぶつけられた経験があるのですが、初めての経験で軽くパニックになったことを思い出します。

&e」は、そんないざというときに備えて、事故時のトレーニングを用意してくれています。たった60秒で事故の対応をシミュレーションできるので、非常に心強いです。

加えて、もし車をぶつけてしまったときは、センサーが衝撃を検知。アプリからワンタップで事故の連絡ができるため、冷静に対処できます。

保険の切り替えは面倒くさい?そうでもない?

このように従来の保険の枠を超えた「&e」ですが、「自動車保険の切り替えって面倒くさそう」と思う人も多いはず。まさに筆者がその一人。何も考えず、これまでディーラーの言う通りに加入してきました。

簡単にまとめると、以下のたった2ステップで切り替えは完了しました。

  1. 60秒で見積もり&加入
  2. センサーが届き、運転の計測スタート!

それでは、詳しくみていきましょう!

「&e」なら保険料を60秒で見積もりできる

まず保険を切り替えたら、いくらお得になるのか?というのは実に気になるところ。金額が高くなるのなら、いくら安全運転のためとはいえ、躊躇してしまいますよね。

&e」の特徴は、ネット自動車保険らしくすぐに見積もりを取れるところです。皆さんも、今この瞬間に見積もりを取って、自動車保険の金額がどうなるのか確認できますよ。

やり方は簡単です。まず、現在加入している保険証を用意してください。次に、「&e」の見積もりページを開きます。

そうしたら、保険証を撮影して添付。これだけで、基本情報が入力されます。

保険開始日や等級などが自動で入力されました!

なんて便利なんでしょう。想像以上に手間がかからなくてビックリしました。

Screenshot: 島津健吾 via 「&e」
Screenshot: 島津健吾 via 「&e」

自動入力できなかった部分は、自分で入力していきます。入力量は多くないので、およそ60秒で見積もりが完了 。筆者の場合は年間7万9,789円でした。契約中の保険よりも1万円くらい安くなったので、金額的なメリットも大いにあります。

これならすぐ切り替えるべきと判断、さっそく申し込みをしてみました。これまでと全く違う保険に加入することにワクワクしてきます。

センサーを車に取り付けて、ペアリングしてみた

&e」に申し込み完了後、なんと3日後にはセンサーが自宅に届きました。早い! 保険料が下がって、さらにセンサーを使って運転を評価できるなんて、得した気分です。

しかも、手のひらに乗る500円玉サイズの大きさにびっくり。こんなに小さなセンサーなら、車内においても邪魔にはなりません。

これを車に取り付けて、アプリと連携させることで運転データの収集が可能になります。アプリを開いて、指示に従いながらさっそく取り付けていきましょう。

1. 両面シールを剥がす

裏面が両面シールになっています。粘着力が強力なので、貼る場所を間違えないように慎重に。

2. 車内の平らな場所に貼る

基本的には車のダッシュボードなど、水平な場所が推奨されています。今年の夏は熱波がすごかったので、できる限り直射日光の当たらないダッシュボードの隅に取り付けてみました。

3. アプリとペアリング完了

最後に、アプリと数十秒で連携。特別な準備もなく、これですぐに使えます。毎回アプリを立ち上げる必要もなく、スマホを持って車に乗れば、運転を自動で記録してくれるのでとても便利です。

Screenshot: 島津健吾 via 「&e」
Screenshot: 島津健吾 via 「&e」

試しに自宅周辺を10分ほど走ってみました。運転スコアは平均8.8のところ、なんと10点。急ハンドルや急ブレーキもなく、安全運転ができたようです。これはうれしい!

果たして数カ月データを取り続けたら、運転スコアはどうなるのか?検証していくのが今から楽しみです。

家族を守る安全運転スキルを身につけるため、継続して使っていきます

今回、「&e」の加入と設定についてご紹介してきました。きっかけは、妻からのリアルな一言でしたが、「&e」で安全運転は身についていくのか? 15年の運転経験で身についてしまった、気のゆるみや変な癖は直せるのか?

今後も「&e」を使い続けながらデータを収集して、数カ月後に結果を記事にしたいと思います。自分の運転を客観的に分析できるのは楽しさ半分、怖さ半分です。

何より、家族に不安を与えない運転ができるようになるのか? 筆者の家族の命運は、「&e」にかかっていると言っても過言ではありません。

「&e」にご興味を持った方は、見積もりをとってみるといいでしょう。保険証をスマホのカメラで撮影するだけで、今すぐに保険料のチェックができますよ。

概算の保険料でもよければ「カンタン保険料チェック」から調べることもできますので、一度試してみてはいかがでしょうか?

Source: &e(1, 2, 3, 4