読書習慣を持つビジネスパーソンこそ気をつけたい読みっぱなし。1冊読み終わると満足感に浸り「タメになった!」で終わっていませんか?

読書は目的ではなく“手段”。お金、時間、労力を投資して本を読み、そこで得た知識や学びが行動に反映されてこそ、その体験価値を最大化できるのです。

そこで今回は、学習効果を最大限引き出すための読書術をご紹介。

脳トレコンサルで、オンライン学習プラットフォーム・Kwik Learning創設者のJim Kwik氏が、効率的な読書術・学習術についてのコツを以下の動画で披露してくれています。今回は前編です。

▼後編はこちら

脳トレコーチ直伝「今すぐ実践できる速読術」読むスピードが遅いと学びの効果は半減する | ライフハッカー・ジャパン

脳トレコーチ直伝「今すぐ実践できる速読術」読むスピードが遅いと学びの効果は半減する | ライフハッカー・ジャパン

「正しい読書スキルを身につける」は何を意味するのか?

Kwik氏曰く、情報の洪水に溺れがちなこの時代においては「頭にインプットさせるべき情報を能動的に選択すべき」と指摘。

インプットの中でも、読書は「他人が数十年かけて経験したことを、たった数日でダウンロードできる効率的なインプット方法」と定義したうえで、正しい読み方を身につけること=私たちの価値を大きくアップデートするための重要なスキルだと述べています。

「読書の重要性は理解しているが、本を読んでも何も変わらない…」

そう思っている人にこそ必要なのが、正しい読書術を身につけること。学習効果のある読書術を正しく身につけることで自信がつき、より読書をしたいというポジティブなサイクルにもつながるのだとか。

正しい方法を学習→実践→成功体験の積み重ね→継続

これは読書のみならず、ほかの分野でも同様のことが言えますよね。

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学習効果を高める「3つの質問」と、ノートテイキング術とは?
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