私は、筋トレのために、鶏の胸肉をまとめ買いして、冷凍しています。
鶏胸肉は、厚さが偏っていて、厚いところと薄いところの差が結構あります。これを叩いて、薄く均一な形に整えることには、多くのメリットがあるのです。以前(5年以上前です!)に書いた記事(英文記事)から引用しましょう。
鶏の胸肉を叩く方法はとても簡単で、しかも多くの利点があります。肉の厚みが均一であれば、火がまんべんなく通りますし、薄くなったことで、火の通りがはるかに早くなります。
また、自動的に肉を柔らかくすることにもなります。
言ってみれば、母鳥が雛鳥のために咀嚼するようなものですが、咀嚼のような気持ち悪いプロセス抜きで柔らかくなります。
つまり、よりジューシーで、より美味しい鶏肉を、より早く食卓に出すことができるわけで、これほど素晴らしい成果は考えられません。
ですが、凍った鶏の胸肉を叩くのは難しいので、私は冷凍する前に叩くようにしています。
そうすれば、調理する時の余計な手間が省けます。さらに、冷凍と解凍のプロセスも、より均一で、より早いものになります。
鶏胸肉の叩き方
- 冷凍保存バッグに、白い筋や余分な脂肪を切り落とした鶏胸肉を入れます。
- 重い鈍器(私は金属製のお玉を使いますが、スキレットやソースパンでも大丈夫です)を使って、胸肉の最も厚い部分から外側に向かって、できるだけ均等に薄くなるように叩きます。
必要に応じて裏返しながら、肉を裂かないようにして、叩きましょう。厚さは2センチ弱を目安にします。
鶏胸肉の冷凍方法
真空シーラーがある人は、それを使いましょう。
ない場合は、胸肉を1枚ずつラップで包み、1ガロン(約3.8リットル)サイズの冷凍保存バッグに入れます。食べる時は、冷蔵庫に移して解凍します(そのままでもいいし、何かに漬け込みながらでもよいです)。
冷凍した鶏胸肉の調理方法
こうした方法(英文記事)は、(叩いたかどうかに関係なく)どの冷凍鶏肉にも使えますが、平らにした胸肉なら、冷凍のままフライパンで焼くことができます。
叩いていない涙形のままの冷凍胸肉を焼くのは、愚かです。
一番厚い部分が安全な温度に達するまでに果てしなく時間がかかり、その間に全体がパサパサになってしまうでしょう。一方、薄くて均一な冷凍胸肉であれば、それよりもずっと早くフライパンで解凍できるし、外側はパリパリでおいしくなります。