旅館や料亭で提供されるような、ふっくら炊きたての土鍋ご飯。

「あのおいしさを再現するぞ!」と思って家でトライしても、芯が残ってしまったり、やわらかくなりすぎてしまったり、意外とうまくいきません。

もっと手軽に土鍋ごはんを楽しみたいなら、手軽さに特化した「有田焼竈門ご飯土鍋」を使ってみるのもひとつの手かも。

なんせ固形燃料に火をつけたら、あとは放ったらかしでおいしいご飯が完成します。卓上でもアウトドアでも使えるし、ガス火でも使用OKなのだとか。実際に1合分のご飯を炊いてみた感想、お届けします!

蓄熱性が高く肉厚な設計

Photo: 山科拓郎
Photo: 山科拓郎

今回お借りしたサンプルは、竈門セット。

土鍋本体に竈門、鍋敷き、火皿、固形燃料、スティックなどが付属しています。

土鍋は直径約16cm、高さ20cmのコンパクト設計かつ本格派。有田焼の窯元で職人がひとつひとつ成形し、素焼きや釉薬がけ、本焼きまで手作業で製作されているそうです。

Image: creeryuji
Image: creeryuji

その断面を見れば、一般的な土鍋よりかなり肉厚なのがおわかりいただけるはず。

これは、厚みに変化をつけることで熱のまわりを均一にするため。じっくりと温まってから一気に周囲から熱が入り込む構造で、よりおいしくお米を炊き上げられるそうです。

熱が伝わりにくく、冷めにくい特性を持つため保温性も高く、適温での蒸らしにも適しています。

毎日土鍋ご飯を炊きたくなる簡単さ

ここからは、実際に固形燃料を使ってお米を炊いてみた様子をご紹介します。

Photo: 山科拓郎
Photo: 山科拓郎

米研ぎは土鍋の中で行えるので、ボウルなどの用意は不要。

内部には0.5合炊きと1号炊き用の水位メモリが刻印されていて、水量を計る手間がありません。フタをしたまま水切りできるところも便利でした。

Photo: 山科拓郎
Photo: 山科拓郎

お米は水を入れてから1時間ほど浸水させました。水温が高い夏なら30分程度でOKですが、季節によって適宜調整すると良いでしょう。

Photo: 山科拓郎
Photo: 山科拓郎

火皿の上に25gの固形燃料を乗せたら、火をつけて鍋敷きと竈門の間にイン! 細かい位置調整には付属のスティックが役立ちます。

Photo: 山科拓郎
Photo: 山科拓郎

ここまできたら、あとはもう待つだけでOK。

少しずつお米の甘い香りが漂い、完成が待ち遠しくなります…! ホームパーティの食事中、締めに少量のご飯を食べたいときなど盛り上がりそう。

市販の釜飯の素を使えば炊き込みご飯も作れるのも嬉しいポイント。自分だけのオリジナルレシピにもトライしてみたいですね。

おいしい土鍋ご飯が身近な存在に

Photo: 山科拓郎
Photo: 山科拓郎

火が消えてから10分ほど蒸らしたら、いよいよフタをオープン!

「熱いかな?」と思いきや、素手でも触れられたのは肉厚&フラットな構造のおかげでしょうか。指をかける部分にはくぼみがあり、握りやすいところも安全でいいですね。

Photo: 山科拓郎
Photo: 山科拓郎

気になる炊き上がりはこんな感じ!

ワクワクしながら口に運ぶと、その食感はふっくらやわらか。噛みしめるごとにお米の甘みが感じられる理想的な土鍋ご飯でした。

ご飯が残ってもおひつとしてそのまま冷蔵庫に入れられて、電子レンジで温め直せるところも大きな魅力。ラップで包む手間が省けるって、地味にめちゃくちゃありがたいかも。

Photo: 山科拓郎
Photo: 山科拓郎

底の部分をお茶碗に移してみると、ほんのりお焦げが。これも土鍋を使いたくなる理由のひとつですよね。

もっとしっかりお焦げをつけたい場合は、30gの固形燃料を使うか、付属の火皿を2枚重ねにするといいそうです

ガス火だと狙ってコントロールするのが難しいですが、「有田焼竈門ご飯土鍋」なら思いのまま。土鍋ごはんはお焦げこそ醍醐味という人には、かなり嬉しいのではないでしょうか?

Photo: 山科拓郎
Photo: 山科拓郎

水を入れて少し放置してから洗ったら、ご飯粒やお焦げまでキレイに取れました。シンクが狭くても洗いやすいのは、コンパクトサイズの利点でしょう。

炊飯から後片付けまで総じて楽なので、炊きたての土鍋ご飯が身近な存在になりそうでしたよ。


メスティン代わりにアウトドア調理器具として使ったり、自宅のガスコンロで煮込み料理を作ったり。固形燃料を使った炊飯以外にも活躍させられそうな「有田焼竈門ご飯土鍋」。

執筆時点では土鍋単体が一般販売予定価格から33%OFFの5,896円、土鍋と竈門のセットが26%OFFの12,210円(どちらも消費税・送料込み)よりオーダー可能でした。

おいしい炊きたてご飯に目がないという方、この機会をお見逃しなく!

>>遠赤外線で圧倒的に旨い! コンパクトだけど肉厚な有田焼竈門ご飯土鍋。

Image: creeryuji

Photo: 山科拓郎

Source: machi-ya