怠け者の皆さん、朗報です。朝起きてすぐにベッドメイクをする必要はありません。ええ、立派な大人であれば、ベッドメイクぐらいはすべきですよね。

でも、それは起きてすぐでなくてもいい、と言えるだけの理由があるのです。

起きてすぐベッドメイクをしなくていい理由

起きてすぐのベッドメイクについては、古くから議論が繰り返されてきました。2005年には、キングストン大学の研究者らが2年間に及ぶ研究の成果を発表しています。

同研究では、ベッド1台に最大150万匹いるとされるイエダニが、ベッドメイクしない状態のベッドによって作られる、暖かく乾燥した環境では生きられないことが示されました。

英国で有名な掃除エキスパートであるMrs. D.も、起きてすぐのベッドメイクには反対の立場をとっています。彼女はInstagramにおいて、人は夜中にたくさんの汗をかくため、「朝いちにベッドメイクをすると、その湿った空気が閉じ込められ、イエダニやトコジラミが増える原因になる」と述べています。

気持ち悪いですよね。起きたままのベッドのほうがよっぽどマシということです。

自己啓発本によくある、起きたらまずベッドメイクすることで気持ちが整い生産性が高まるというアドバイスは忘れて、起きたら1時間ぐらいはそのままの状態で放置しておくのがいいでしょう。

でも、ベッドメイクは必要

とはいえ、上で紹介したダニが増えるという新情報を、まったくベッドメイクをしない言い訳にはしないでください。

以前からお伝えしているように、朝のベッドメイクは重要です。米Lifehackerではこれまでも、手っ取り早く効率のいいベッドメイクについて、たくさんの方法を紹介してきました。言い訳は、無用です。

睡眠の専門家であるMichael Breus医師がさいきん発表した調査結果によると、米国人で毎朝ベッドメイクをする大人は38.4%にすぎませんでした。

一方で、その45.4%は、ベッドに入ってから20分以内に眠りに就くことがわかりました。

同医師はその理由を「きれいな部屋はきれいな心の現れ」と説明しています。科学的なコメントではありませんが、喜ばしい考え方ですよね。

ダニは、起きてすぐベッドメイクした、汗がたっぷりでじめじめして暗いベッドが大好き。彼らの居心地を悪くして、もっときれいに、もっと喜ばしい状態を保ちませんか?

Source: Sleep Doctor, Instagram, Kingston University