マニュアル車を運転する、編み物ができるようになる、パンを焼いてみるなど、それ自体に意味があるスキルを習得してみてはいかがでしょうか。

このコンセプトは、「Micromastery」というキャッチーな名前がつけられていて、実は昔からあるものです。詳しくはこちらの本で読むことができますよ。

没頭することで精神面に良い効果

私自身、さまざまなスキルを習得することが大好きな人間です。

ですが、どうしてそうしたくなるのかは、Kelsey Osgoodさんが「Micromasteryの習得」について書いた記事を読むまで、考えたこともありませんでした。

(彼女は友人とクラブをつくり、最初のプロジェクトに洋服の修繕を行ないました。)

何らかのプロジェクトに取り組むと、瞑想の「没頭状態」に似た状態になり、メンタルヘルスに良い効果を及ぼします。

身につけたスキルが次のスキル習得につながる

さらに、プロジェクトを完成したり、小さなスキルを身につけると、自信が出てきます。また、身につけた1つ1つの小さなスキルがあってこそ、次のスキルを習得することができるのです。

たとえば、Osgoodさんがはじめた洋服の修繕について考えてみましょう。私は母から裁縫を少し習い、その後、高校の家庭科の授業でも習いました。

裁縫に関して1つ1つの小さなスキルを習得したからこそ、次のスキルの学習に進めたのです。

今では、ファスナーが壊れているせいで3ドルまで値段を下げて売られている古着を見つけると、嬉しくて思わず笑い声をあげてしまいます(本当の話です)。

先週は息子の着古したパジャマを「刺し子」という日本の洋服を繕うテクニックで直しました。「刺し子」のハッシュタグを暫く追いかけていたんです。

やり方を読んで試してみるのにちょっと時間がかかりましたが、楽しんで習得できました。今では私のスキルのコレクションの1つです。

認知症予防にもなる?

新しいスキルを習得すると、脳は異なる複数のことを同時に行うことになります。

たとえば、器用さと動作の記憶がないと必要な動きができませんし、短期記憶で今していることをトラッキングし続ける必要があり、その新しいスキルの歴史や科学を調べるには探求心が必要です。

(このような脳のエクササイズが、長期的には認知能力の助けになるかはわかっていませんが、少なくとも害にはならないでしょう。)

日々のストレスから解放される

ですから、ぜひ新しいスキルの習得を考えてみてください。スキルの習得に没頭している間は、日々のストレスの元から解放されますよ。

ボタンを縫う、ボットをコーディングする、ヨガの新しいポーズができるようになる、口笛を吹けるようになる。

あるいは、もっと簡単なことでも構いません。何をしたらいいかヒントが欲しい方はこちらからどうぞ。

Source: Micromastery, Amazon, Elemental, DIY Network