「違う会社で働いていたら、もっと給料が高いのだろうか?」とRedditユーザーのMrNumber28が、疑問を投げかけていました。

今やっている仕事は好きですが、当然ながらもっと稼げたらうれしいです。転職先を探したほうがいいでしょうか?

このような、時々繰り返しあらわれる、もっといい仕事があるのではないかという不安に加え、昇給を待つよりも、数年おきに転職したほうがはるかに給与が高くなるという情報もあります。

もちろん、自分の業界の求人情報は常に見ておいたほうがいいという意見には賛成です。ただし、実際に転職するかどうかは慎重に。

1. 自分の市場価値をチェックできる

mikefaleyは、個人的にではなく、ビジネス的にそうしたほうがいいと主張します。

そりゃ求人は見たほうがいいです。私は、自分の社員にも常に面接するようにすすめています。別に関係を裏切るようなことではないです。これはビジネスです。社員として、常に自分の市場価値を知っておいたほうがいいし、他のことと同じように面接も繰り返し練習した方がいいです。大きなチャンスが来た時のために、準備しておくべきでしょう。

Jasonpatudyは、毎年市場のチェックをすることをすすめています。

私の尊敬する上司は、自分の市場価値をはかるために、少なくとも年1回は他の会社の求人に応募するように言っています。毎回競合他社に応募する必要はありませんが、自分が昇進する時にいくら要求するかの参考になります。

自分の業界の求人募集に目を光らせていると、自分の興味をそそる会社が見極められるようになります。

また、キーボードの入力や表計算ソフトの達人を探している会社のような、絶対に働きたくない会社というのも除外できるようになります。

2. 面接の練習になる

Jesuschinは、久しぶりの面接は受けてよかったと言っています。

11年ぶりの面接を受けている間、「絶対に落ちた」というようなことばかり考えていました。しかし逆に肩の荷が降りて、面接の残りの時間は、これから必要になることを磨くために使いました。

Sasselhoffは、最悪の場合に対する心の準備ができると言っています。

(理由はどうあれ)突然仕事がなくなっても、履歴書は最新の状態になっているし、自分の市場価値がわかっていて面接の練習もしてきたので、面接でも落ち着いていられます。

しばらく求人に応募していない人は、面接の質問に答える練習をすると、自分がつまづきそうな質問がわかるようになります。

3. 自分の業界の限界を知る

Iplaychemistryはこのように言っています。

私の業界は比較的ニッチな中小企業ばかりです。もし私が面接を受けて回っていたら、同じ業界内で後には引き返せない状況を簡単につくることになり、その過程で今の仕事は失ってしまいます。(自分がいるのが)どんな業界かは大事です。

小さな業界で働くということは、他の求人に応募するときにさらに慎重になったほうがいいということです。

Ask a Manager」のAlison Greenは、面接を受けた会社に、自分が求人に応募したことは内密にしてもらうよう頼んだほうがいいかもしれないとアドバイスしています。

さらに大事な警告をしておくと、転職する気もないのに求人に応募すると、今の会社と応募した会社の両方ともダメになる可能性もあります。

──2019年6月28日公開記事を再編集して再掲しています

Image: Hunters Race/Unsplash

Source: The Big Question, Ask a Manager, Monster, Reddit