勤務中、作業に集中しようと思っても、スマートフォンをはじめとするあらゆる通知に妨げられていませんか?
多様な働き方が広がる昨今ですが、必ずしも多くの人が生産性を上げているわけではありません。その原因の1つがスマホの不要な通知です。
自分がやるべきことに集中するために 、必要な情報だけを、適切なタイミングで受け取るにはどうしたらいいのでしょうか。
ニュージーランド在住の執筆家、四角大輔さんの『超ミニマル主義』(ダイヤモンド社)を参考に、スマホとの付き合い方を考え、さまざまな実践を経て得た気づきをご紹介します。
不要なアプリを消すところから始めよう
一度、自分のスマホのアプリの一覧を眺めてみましょう。長らく使っていないアプリはありませんか?
身に覚えがなくても、デフォルトで入っていたり、OS のアップデートでダウンロードされているアプリもあるはずです。「残しておいたら使えそう」「便利だけどあまり使っていない」と思うアプリもあるかもしれません。
まずは、このような使っていないアプリを削除して、不要な通知の原因を根こそぎ断ちます。「超ミニマル主義」によれば、削除の目安は過去1年間で使ったかどうか。
「まず、取捨選択の基準を決めよう。シンプルに『過去1年に使ったかどうか』。四季を通して使わないものは、この先も使うことはない――ちなみに服や家のモノを手放す基準も同じ。アプリは服とは違い、再ダウンロードできるから気軽に削除しよう」(『超ミニマル主義』より抜粋。以下同)
筆者が試して感じたポイントは、使っていないアプリを開かずに消去すること。
「そういえばこのアプリ最近使っていないな」と思ってつい開いてしまうと、昔の履歴や内容が気になってしまい、思っていた以上に時間を浪費してしまいます。
自分に必要な通知を見極めよう
不要なアプリの削除が完了したら、いよいよアプリの通知をOFFにしていきます。
iPhone であれば、「設定」を開くと「通知」という項目があります。ここでスマホの中に保存されているすべてのアプリの通知の設定状況がわかります。
アプリを削除した時と同じように、緊急性の低いアプリの「通知を許可」をOFFにしていきましょう。
迷ったアプリはとりあえずそのままにして、一気に最後のアプリまで通知OFFにしていきます。
なぜなら、通知の仕方がかなり細かく設定できるようになっているので、逐一設定してしまうと、かなり時間がかかってしまうからです。
では、判断に困るメールやメッセージツール、SNSなど、仕事に関わるアプリの通知はどのような基準で決めたらいいのでしょうか。
「超ミニマル主義」によれば、これらのアプリも全てOFFです。