多くの人にとって、朝は軽く運動をするのに一番良い時間です(朝しかできない人もいます)。

では、どうすれば運動後の疲れがその後の1日に影響を与えないのか?

朝の運動の恩恵を受けるために、主に以下の4つのことを意識しましょう。

1. 睡眠を最大限に活かす

運動自体ではなく、前夜の睡眠不足によって疲れている可能性が大いにあります。

米Lifehackerでは、これまでも睡眠に関するよくある誤解を暴いてきましたが、生産的でいるために必要な睡眠時間は人によって違います。

「8時間」がいいと言われているのはあくまで目安であって、ルールではありません。

科学的なメソッドで睡眠改善を。快眠のための準備運動「バルーン・ブリージング」とは? | ライフハッカー・ジャパン

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2. 自分に合った食事や栄養を摂る

生化学者であり、栄養コンサルタントのTrevor Kasheyは、運動の前後に摂る栄養についてこのように語っています。

(運動前後に)カロリーを摂取する利点は、体内にあるカロリーの一部を“取っておいて”、疲れ果てるまでの時間を引き延ばすことです。

ですから、空腹の状態で運動するのではなく、最初に炭水化物を少し摂取してからやってみましょう。

トーストやバナナ、一晩浸けたオートミール(大麦)などを食べるのです。それから、運動をしている時は、タンパク質をしっかりと十分摂ることもさらに重要です。

3. 水分補給する

適切な水分補給は、ランニング前後で重要です。

Redditの「r/running」スレッドではランナーたちが、長距離走った後の回復に一番必要なのは電解質の補給だと言っています。

しかし、マラソンなど長距離耐久型のレースのためにトレーニングをしているのでなければ、健康食品的なものにお金をかけるのではなく、普通の水を飲んだ方がいいと思います。

喉の乾きを癒すのに十分な量の水を飲んでいれば、問題ありません

4. 自分の体の声を聴く

間違いなく、睡眠、食事、水は欠かせません。しかし、朝の運動後に疲れ果てないために、それぞれがどれくらい必要なのかは、人によって違います。

ですから、自分の体の声を聴きましょう。無理に何かをしようとせずに、色々とやってみてください。午前11時まで疲れを感じる場合は、単に朝ではなく夜運動をする方法を探すのが一番の解決法かもしれません。

特にランナーの場合は、ランニングの大半(通常80%)は軽めに走るようにした方がいいです。軽めのランニングであれば、疲れ果てることはありません。

自分のトレーニング内容が激しすぎないか確認し、ランニングのほとんどを軽めに走れるように時間を取りましょう。

また、覚えておいて欲しいのは、運動後の疲れの原因が何かの病気の可能性もあります。異常な疲れが運動によるものではないかもしれないと感じた場合は、医師に相談してください。

──2021年10月30日の記事を再編集のうえ、再掲しています

Source: Reddit, Trevor Kashey, Harvard Health Publishing, Medicine Plus, PubMed