ChatGPTなどのAIプログラムがすでに驚くべき能力を見せているにもかかわらず、人間が凌駕できるところはまだあります。

ここでは、Excelを使ってできることで、ChatGPTにはまだ手の届かないことを2つご紹介します。

1.長期レポートの保存やデータ入力にExcelを使う

ChatGPTは、さまざまなデータや一般的なレポート情報を生成・分析することができます。しかし、まだうまくできないことの1つは、その複数の情報を保存することです。

Excelであれば、日々のデータを集計して、データ管理が容易にできます。たとえば、人口の増減から売上といったデータは日々変化するため、人間が調整をしていく必要があります。

つまり、レポートを作成し、必要なメンテナンスを行ない、データを長期間管理していくには、Excelのほうが良いということです。

2.Excelでカスタマイズ可能なレポートの作成

Excelの優れていることの1つは、カスタマイズできるレポートを作成できるということです。大量のデータをソートしたり、ドロップダウンしたりするのは簡単ですよね。

また、一つのフォーマットを作れば、すべての人が同じフォーマットを使用して、資料を作成できます。

コントロールをいくつか組み込むことで、レポートを読む人はさらに複雑でニュアンスが込められた情報を得ることができます。時間軸のカスタマイズ、異常値を取り除くための条件の追加、レポート内のカスタムデータの計算などを検討してみましょう。

データ駆動型のダッシュボードは、大量の情報を保存しているレポートシステムにとって、必ずと言っていいほど貴重な追加要素です。

大量のデータを簡単に処理できるダッシュボードを作ることができれば、いつでもお金になる職を得たままでいられるでしょう。

ChatGPTに自動化で職を奪われることはまだない

Excelには、ChatGPTや機械学習を使った各種の模倣プログラムにはまだ手の届かないタスクがたくさんあります。どんどん目覚ましい速さで新たに進歩していく中で、次は自分の仕事が自動化に狙われているのでは、と心配になるのも無理はありません。

しかし、AIが進歩したとはいえ、依然として人間を必要としている職種はたくさんあります。短期保存や、複数のレポート作成にデータを再実行する必要があるなどの限界があるため、ChatGPTのようなツールはまだ不十分なのです。

Excelでデータを入力できるカスタマイズ可能なレポートやフォームの作成方法を学ぶと、自分の仕事を守ることにつながります。自分の職が自動化に直面するかもしれないと心配している人には、当面の間AIの能力の及ばないExcelスキルがまだたくさんあります。

知らないと損をする! ChatGPTの生産性向上ハック10選 #TrendBuzz | ライフハッカー・ジャパン

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Original Article: 3 Things You Can Do With Excel That ChatGPT Can’t Do by MakeUseOf