ここ数年でさらに市民権を得たスマートウォッチ。
しかしその一方で、「使ってみたいけどタイミングを逸している」「興味はあるけれどアナログの腕時計を持っているから…」などの理由で試したことがないという人も多いようです。
ライフハッカー編集部の内藤もその1人。そこで5月11日発売の「HUAWEI(ファーウェイ)」の新モデル「HUAWEI Band 8(バンドエイト)」を試してもらうことにしました。
「スマートウォッチデビュー」ができなかった理由は?
そもそも、内藤はなぜこれまでスマートウォッチを試してこなかったのでしょうか。話を聞くと、以下のような答えが返ってきました。
・アナログ時計のデザインが好きだから
・スマートウォッチのデザインが服装に合わないのではないか
・1日中、腕に時計をつけたままにするのは煩わしいのではないか
・これ以上、充電を要するガジェットを増やしたくない
・せっかく高いお金を出しても使いこなせなかったらもったいない
きっと、スマートウォッチを使っていない人の多くが内藤の懸念に共感するのではないでしょうか。しかし、内藤の興味を引いたのは「HUAWEI Band 8」が持つ睡眠モニタリング機能「HUAWEI TruSleep™️3.0」。
ちょうど、仕事のパフォーマンスを上げるために睡眠と運動の習慣を見直したいと思っていた内藤。「HUAWEI Band 8」をつけることで、彼の毎日に変化は見られるのでしょうか。
より薄く、軽く、機能的に。最新「HUAWEI Band 8」
まずは、簡単に「HUAWEI Band 8」の紹介から。本体は約14g(ベルト含まず)と軽くて約8.99mmと薄いのが特長で、つけていることを忘れてしまうぐらいの軽やかさ。つけている間は歩数や心拍数、消費カロリーを計測してくれます。
そして、初めてスマートウォッチを使う人でも手にとりやすい8,580円(税込)という価格も魅力です。
睡眠モニタリングは、これまでのモデルでも高い精度を誇ってきましたが、「HUAWEI Band 8」は前モデルよりも精度がさらに約10%向上、誤認識率約40%減少(ファーウェイラボ調べ)。睡眠時間やスコアだけでなく睡眠分析が表示されるので、起きてすぐに睡眠の状態を確認することができます。
スマートフォンに同期させると、より詳しい情報が画面で確認できるほか、寝言やいびき、周囲の音の録音が可能に。「救急車のサイレンで目が覚めたんだな…」のように、眠りが浅かった時間帯の出来事を振り返ることも可能です。もちろん、スマートフォンはAndroid・iOSともに対応しています。
さて、「HUAWEI Band 8」を着用して就寝した内藤。1日目、深く眠っていた時間はたった7分間だけだったとか。
正直、これほどぐっすり眠れていないとは思っていなかったので驚きました。自分がきちんと眠れているかどうかは、朝起きて目覚めがいいか悪いかぐらいの感覚的なもので察することしかできませんでしたが、こうして可視化されると『質を上げたい』という気持ちが湧きますね。(内藤、以下同)
便利なのが、睡眠を自動で検知してくれる機能。「スリープモード」をONにすれば、通知や振動を出さないように設定することが可能。スリープモードは時間設定することもできるほか、「自動設定」にすると、「HUAWEI Band 8」が睡眠を検知して自動的にスリープモードに切り替えてくれます。
HUAWEI Band 8が、睡眠や生活の弱点を教えてくれる
「HUAWEI Band 8」を使う前は、「睡眠をモニタリングしても、その結果を自分の生活にどう反映すればいいかがわからないというあきらめがあった」という内藤。
しかし実際にモニタリングをすることで「深く眠れている時間を増やしたい」という思いが芽生え、生活の見直しを始めたそうです。
まず始めたのが軽い運動。「HUAWEI Band 8」には運動習慣をサポートする「ワークアウトモード」が搭載されており、ランニングやサイクリング、水泳、縄跳びなどの100ものワークアウトに対応。
内藤のお気に入りは「屋外ランニング」で、心拍数と距離、時間が「HUAWEI Band 8」に表示されます。
今までランニングをするときはスマホで時間を計るだけでしたが、心拍数や距離までわかるのはすごくいいと思いました。とくに距離や消費カロリーがわかると『もう少しだけ距離を伸ばそう、200kcalを消費するまでがんばろう』などと励みになります。
実際、ランニングを始めてからは、深い眠りが徐々に長くなったのだそうです。また、少しずつですが体力がつき、走る距離も伸び、心拍数も安定してきたのを感じているのだとか。
そしてもう1つ、睡眠の質を上げるために心掛けるようになったのが就寝時間と起床時間を規則正しくすること。「HUAWEI Band 8」は就寝時間のアラートを設定でき、起床時間になると振動で起こしてくれます。
「HUAWEI Band 8」には「Health Clovers」という通知機能があります。睡眠と起床、水を飲む、呼吸、体重測定、薬を飲むといったデイリータスクを設定すると、リマインダーがもらえる仕組みです(医療目的での使用はできません)。
仕事に集中すると休憩もとらずに作業を続けてしまうことを改善したいと思っていた内藤は、呼吸と水を飲むタイミングを定期的に設定。深呼吸したり水を飲んだりすることで気分転換にもなり、その後は仕事がはかどることを感じると言います。
電話やLINEの着信を通知。仕事面もサポートしてくれる
通知は「Health Clovers」機能だけではありません。電話の着信やLINEのメッセージを通知してくれる機能があり、定型文で返信することが可能(返信機能は現状iOS未対応)。
長文の返事ができなくても、確認したというレスポンスが示せることはすごく助かります。誰から着信があったかを確認したいシチュエーションもありますし、アポの時間変更のやりとりなどにもとても重宝しそうです。
会議中、着信を確認しようとポケットからスマホを取り出すのは気が引けますが、腕時計ならさりげなく目をやるだけで確認できてスマートです。
服装やシーンを選ばない。デザイン面の懸念も払拭
スマートウォッチの懸念点として充電の煩わしさを挙げていた内藤。「HUAWEI Band 8」は、ヘビーユースで約9日間、通常使用で約14日間のバッテリー持続時間を実現(使用条件の詳細は公式サイトをご確認ください)。
「充電、忘れてた!」というときにも焦る必要はありません。なぜなら、たった5分で約2日分の充電ができるからです。
そして「スマートウォッチのデザインが服装に合わないのではないか」という懸念点ですが、「HUAWEI Band 8」には内蔵とアプリを合わせると10000種類もの文字盤が用意されているので、服装や気分に合わせて選ぶことができます。Androidなら服などの写真を分析して文字盤を作成する「スタイル文字盤」も楽しめます。
ベルトは、専用のツールなども使わずにわずか3秒で交換可能。細かく調整ができる仕様で、好みのフィット感で着用できるため、1日中つけていても邪魔になりません。
スマートウォッチ初心者は、まず手にとるべき1本
「睡眠のモニタリングを試してみたい」という気持ちから始まった、内藤の「HUAWEI Band 8」試用。しかし睡眠以外にもさまざまな気づきがあったと話します。
毎日つけることで生活にリズムが生まれ、仕事のパフォーマンスも上がったことを感じるとか。
HUAWEI Band 8をつけたことで、これまで意識していなかった健康面や生活の弱点が見え、それを改善したいという目標ができました。そこに質のいい睡眠がついてくるというのは理想ではないでしょうか。
デザイン面でも申し分なく、つけ心地は軽やかで邪魔にならない。これだけの機能がついて8,580円なら、試さない手はありません。
試用の初日には、すでに「買うか買わないか」ではなく、「どの色を買うか」の検討段階に入っていたという内藤。同じようにスマートウォッチの導入を迷っている人は、「HUAWEI Band 8」を体験すれば、すぐにその良さやおもしろさがわかるはずです。