毎夏ビル・ゲイツが発表する夏のおすすめ本リスト。今回は本以外にもSpotifyのプレイリストが紹介されていました。
▼ビル・ゲイツの2023年夏のおすすめ本リストはこちら
エラ・フィッツジェラルドからエド・シーランまで幅広い選曲
34曲からなる「Bill’s Summer Mix」にはビートルズの「ヘイ・ジュード」やU2の「ワン」などビルの好きな曲が含まれていました。
ほかにも、プロコル・ハルムの「青い影」(余談ですが、アニー・レノックスのカバーもイケます)、ボニー・タイラーの「愛の陰り」があります。
全体的には古めの曲が多いのですが、今の若い世代には逆に目新しいかもしれません。エラ・フィッツジェラルドやルイ・アームストロング、ウィリー・ネルソンらに混じって、エド・シーラン、ヴァンス・ジョイ、ヴァンパイア・ウィークエンドなどの意外なミュージシャンの名前も。
ロックやポップスだけではなくラグタイムやミュージカルの曲(『ラ・マンチャの男』の「見果てぬ夢」)もあったりしておもしろい!
Gates Notesではジミ・ヘンドリックス(そういえばビルと同郷ですね)を聞くようになったのは、ポール・アレンのおかげだという以外に選曲の理由は特に説明されていません。でも、若いころの思い出と深く結びついている懐メロがきっと含まれているのでしょう。
音色的には、気分がアップして体を動かしたくなるような明るめの曲が多い印象です。特にドライブ中に音楽を楽しむと言っているので、ノリノリで踊りながらハンドルを握っているのかもしれません。
今春、長女のジェニファーさんが女の子を出産しておじいちゃんになったビル。だから、このプレイリストには「おじいちゃんのリストとしては悪くない」というひとことが加えられています。
新しい音楽で好奇心を刺激しよう
ビルは、U2のボノを含む友人や自分の子どもたちから新しいミュージシャンや曲を勧めてもらうと語っています。
このプレイリストにそんな彼の旺盛な好奇心を感じました。そういえば、ビルは2019年に「10年後、20年後の社会で活躍するためにどんなスキルが必要だと思うか」と尋ねられて「好奇心」と答えていました。
年を重ねていくと新しい音楽やミュージシャンを聴こうという気にあまりならないのは私だけでしょうか。これって好奇心が低下しているのかも?
コロナで課せられたさまざまな制限がなくなりつつある今、好奇心を刺激する音楽をBGMにこの夏を過ごしたいと思います。
Source: Gates Notes, YouTube, Spotify