Googleは、新しいAIを使用してLensをアップデートし、ユーザーエクスペリエンスをさらに洞察力豊かにしようとしています。
Googleレンズの新しい機能でゲームの遊び方までわかる
仮に、庭先のセールで興味深いボードゲームを見つけ、それに箱や説明書がない場合、ただ見ているだけでは何もわからないでしょう。
Googleは、ゲームの写真を撮り、次に「このゲームは何ですか、どのようにプレイしますか?」といった質問をLensに投げかけることを提案しています。
ChatGPTのような視覚的な検索と同様に、Lensは写真を基にウェブを検索し、ゲームに関する関連情報を提供します。
このツールにはさまざまな潜在的な利用事例が考えられます。
たとえば、レストランで料理の写真を撮って、その作り方を教えてもらったり、訪れた街の建物の写真を撮って、その歴史や意味を聞いたり、トレーディングカードの写真を撮って、そのカードがどのセットのものなのか、レアなものなのか貴重なものなのかを聞いたりすることもできます。
これらの利用事例は教育、栄養、一般的なショッピングなど、さまざまな分野で有用なツールとなる可能性があるでしょう。
Googleレンズの新しいAI能力を試す方法
この新しいLensの機能は既にリリースされています。Googleは2024年1月17日に展開しました。Lensの使い方を知っていれば、すぐにはじめることができます。
- AndroidまたはiOSでGoogleアプリを起動し、検索バーの中にあるLensアイコンをタップ。
- Lens自体で写真を撮るために検索・シャッターボタンを使用するか、代わりに左のボタンを使用して電話から画像をアップロード。
- いずれにせよ、Lensが写真を解析すると、「検索に追加」をタップすることで、さらに質問ワードを入れる。
たとえばデスクの横にある花を使ってGoogle Lensを試してみました。Lensでその花の写真を撮り、「これは犬に有毒ですか」と尋ねました。
Googleは1分ほど考えた後、生成AIで回答を返しました(要約すると、蘭は犬や猫に有毒ではありません)。
回答の内容はともかく、写真内の対象を具体的に指定せずに尋ねることができるのが素晴らしいと感じました。
「この花は有毒ですか?」と聞かなくても、単に「これは有毒ですか」と聞くことができるんです。まるで部屋の中の誰かに質問しているような感じです。これはなかなか素晴らしいことです。
ただし、回答が有用で正確であり、かつ適切であることを期待しますが、これは別の問題ですね。
Source:Google, GooglePlay, Apple, Mashable