人間は人生の最大36年間をベッドの上で過ごすことを考えると、マットレスは重要です。

しかし、マットレスは大きくて、値段も高く、多くのリネン類に埋もれているので、交換すべきタイミングがわかりにくいのも事実(また、値段を考えると、頻繁に交換するものでもありません)。

しかし、使い古されて痛んだマットレスで寝ると、不快感や睡眠不足、アレルギーの原因にもなるので、マットレスを買い替える時期を判断するポイントをご紹介します。

1. 同じマットレスを8年以上使っている

最もシンプルな指標は「時間」です。

平均的なマットレスの寿命は、7~10年です

10年目になっても大々的に壊れることはなく、多くのマットレスには15年、20年の保証がついていますが、だからといってそこまで長く使用すべきではありません(この場合の保証は、特定の部品をカバーするものであり、快適さを約束するものではありません)。

マットレスの素材(コイル、フォーム、スプリング)も、経年劣化し、人間の体重や身体の動きを支える力が著しく低下。

また、マットレスの寿命は、湿気対策や定期的にマットレスを掃除したり回転させるなどの適切なケアによって左右されます。定期的な手入れを怠ると、マットレスの寿命は短くなるのです。

2. たるみ、破れ、デコボコがある

摩耗の兆候は、そのマットレスは確実に古くなったことを示しています。たるみ、破れ、穴、目に見えるデコボコなどが見られる場合は、マットレスの内部が移動したり、破損したりしています。

たるみは、インナースプリングの破損、コイルの弱体化、またはフォームの圧縮により、マットレスの形状が崩れているしるしです(体重の重い人がマットレスから起き上がると、マットレスに深い凹みができるかもしれませんが、正常なマットレスならすぐに元の平らな形に戻ります)。

また、身体の圧でできた凹みに身体をはめ込んだり、横になってすぐにベッドの中央に転がったりしてはいけません。

同様に、Consumer Reportsによると、「特定のタイプのフォームに水をこぼすと、層の間の接着剤が損傷し、層がずれてしまう可能性があります」。

水やその他の体液(特に汗)によるダメージは、マットレスの寿命を縮めるので、必ずマットレスプロテクターを使用しましょう。

3. 目が覚めると毎回身体に痛みがある

マットレスは、体の特定の部分の圧を軽減するように設計されています。

マットレスがへたってくると、背骨の自然なカーブを支えられなくなり、身体があちこち凝ってしまいます。

背中や首、腰、肩などが痛くて目を覚ますことが多いのは、マットレスが身体を十分支えていない証拠です。

4. 大きい音できしむ

寝返りを打つたびに、マットレスのあちこちがギュッ、ギュッときしむ音がするようなら、何か良くないところがある証拠です。

まず、マットレスとボックススプリングのどちらに原因があるか調べましょう。

スプリングマットレスやハイブリッドマットレスを使用している場合は、まずボックススプリングからマットレスを取り外し、その上で転がして音がするか確認します。

Sleep Foundationによると、きしむ音がする場合は、金属製のスプリングに問題があります。オールフォームのマットレスの場合は、ボックススプリングからのみ音がしている可能性があり、自分で直せるかもしれません

それでもダメなら、新しいボックススプリングを探すべきときです(幸い、マットレスを丸ごと変える必要はありません)。

土台やスプリングが身体に突き刺さるような感じがするなら、手の施しようがありません。最寄りのマットレス店にご相談ください。

5. アレルギーやぜんそくが悪化する

アレルギーの季節でもないのに、アレルギーやその他の呼吸器系の問題が急に増えたと感じたら、マットレスが原因かもしれません。

以前、マットレスは汚れているので掃除することが大切だと書きました

マットレスには、アレルゲン性の高いダニの糞が何百万個も付着しているだけでなく、カビ、うどん粉菌、真菌、その他の細菌が生息している可能性があります。

鼻水、涙目、くしゃみ、頭痛などに悩まされているなら、マットレスを掃除する必要があるかもしれません。

6. 睡眠時の条件や環境が変化した

体重が大幅に増減すると、マットレスの交換が必要になることがあります。

同様に、誰かと一緒に同じベッドで眠ることになったり、妊娠、手術、関節炎、坐骨神経痛、事故など健康上の変化があった場合、身体のニーズが変わることがあります。

新たな身体状況に対応するために、新しいマットレスが必要かどうか検討してみましょう。

7. 別のベッドのほうがよく眠れる

別のベッドで寝たほうが身体が休まると感じるなら、マットレスの寿命が来ているのかもしれません(小さな子どもがいると、自宅でない方がよく眠れるのは当然です)。

別のベッドで目覚めたときに肩こりや関節痛、鼻水などの症状が軽減されていたら、自宅のマットレスは限界を迎えていると考えてよいでしょう。

同様に、睡眠中の体温についても考えてみましょう。WebMDによると、頻繁に暑くて目が覚めたり、汗をかいたりする場合(マットレスを購入した当初はそうなりませんでした)、それは「マットレスの劣化を示す確かな兆候」です。

マットレスの使用期間が長ければ長いほど、素材が柔らかくなり、表面の空気の流れが制限されます。

ストレスや不眠症などの他の要因がない限り、毎晩なかなか寝付けないのも要注意です。

マットレスを交換する必要があるかもしれないと思ったら、新しいベッドで一晩か二晩寝てみて、違いを確かめてみることをおすすめします。

――2022年1月29日の記事を再編集のうえ、再掲しています。

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翻訳: - 春野ユリ

Source: NEW YORK POST, Sleep Foundation(1,2,3), Consumer Reports(1,2),HouseDustMitesfromohio.pdf, WebDM