ポモドーロテクニックは、もっとも確立された生産性向上法の1つであり、いろいろなところで推奨されています。そのシンプルさと確かな効果が評価の理由でしょう。
このテクニックは、集中力を必要とする作業のための時間と、報酬の期間を組み合わせるというもの。そして、その組み合わせが、多くの人にとって効果的であることが、すでに示されています。
ポモドーロの人気は、その哲学をベースにした変種を生み出しました。その中の1つが、今回ご紹介する「アニメドーロ」。語源はもちろん、日本のアニメです。
生産性を向上させる「アニメドーロ」メソッドとは?
アニメドーロは、医学生のJosh Chenによってつくられました。
彼は3年前に、「4カ月間で600時間の勉強をし、それでも300時間のアニメを観ることができた方法」を説明する動画をアップロードしました。
簡単に言うと、彼のテクニックは「25分働いて5分休憩し、さらに25分働く」というポモドーロテクニックのバリエーションです。
元のポモドーロスケジュールでは、4回の作業セッション後により長い休憩が設けられていますが、アニメドーロでは少し変更があります。
Chenのモデルを使用すると、40〜60分間働いた後に、20分の休憩を取り、テレビ番組・アニメのエピソードを観たり(または気持ちをリセットするためにほかの何かをしたり)します。
この点で、アニメドーロはフロータイムに類似しています。フロータイムは、作業と休憩の比率が自分にとってどれが最適かを決定するために時間をかけるテクニックです。
ポモドーロが広く最適とされていますが、小さな休憩と集中して作業するための十分な時間が得られるためです。
しかし、どのメソッドも簡単にそのまま適用できるものではありません。人によっては仕事に集中した状態に達するために、25分以上の努力が必要かもしれません。
また、スマートフォンをスクロールしたり、飲み物を補充したりするための5分間のダウンタイムだけでは、良い報酬・動機づけにならないこともあります。
アニメドーロは、どちらの場合にも適しているでしょう。なぜなら、より長い学習や作業の期間と、より充実した休憩期間を提供しているからです。
「アニメドーロ」を成功させるコツ
従来のポモドーロテクニックと同様に、成功の鍵は効果的に作業時間を活用することです。
「お気に入りの番組が待っている」という気持ちは、40分または60分作業する邪魔にならなければ、素敵なモチベーターとなります。
携帯電話を置き、ほかの作業や通知を確認しないようにし、必要な1つのことに完全に没頭してください。
これはマルチタスクのための時間ではありません。1つの活動を選び、作業時間全体を通して、それに集中するための時間です。
Source:YouTube