生産性に関してどのような目標を持ち、どのようなテクニックを使って目標をすべて達成するつもりであろうと、最初に手をつけるべきはToDoリストの作成でしょう。

しっかりとしたToDoリストを作成する方法を学ぶことは、生産性を高めるための重要な第一歩

アイゼンハワー・マトリクスを使ってタスクに優先順位をつけたり、カンバンを使ってタスクを整理したりといった計画段階に進むためには、まずToDoリストが必要です。

そこで、今回ご紹介する「1-3-5ルール」を試してみてはいかがでしょう。

すぐ理解できる!1-3-5ルールとは?

1-3-5ルールは、「これまでどおりの1日では、すべてをこなす時間がない!」ということを前提としています。

このルールの特徴は、名前のとおり大きなタスクを1つ、中ぐらいのタスクを3つ、小さなタスクを5つこなすことが、合理的な時間の使い方と考えているところ。

これらのタスクは相互に関連性があることもあればないこともあるでしょう。

どんなタスクを大、中、小と考えるかによりますが、たとえば、大きなタスクは「税務署に行く」ことかもしれませんが、これはほかの3つの中ぐらいのタスク(食料品の買い出し、職場の会議の準備、友人の誕生日プレゼントを買うこと)とは無関係です。そして、小さなタスクもまた、「メールの返信」から「1週間分の服の計画を立てる」などです。

逆に、このルールは大きなタスクにも適用でき、小さなグループに分割してまとめることもできます

休暇の計画を立てているとしましょう。1-3-5ルールは、すべてのやるべきことを分割するのに役立ちます。

大きなタスクは「航空券とホテルの予約」。3つの中ぐらいのタスクは、「旅先ですることのチケットを取ること」「必要なものを買うこと」「ペットシッターを確保すること」などかもしれません。

小さなタスクは、いろいろなものを設定したり、旅程をほかの人たちに共有することなどでしょうか。

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タスクを次々仕分けて捌いていく「1-3-5ルール実践法」
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