iPhone 15 Pro Maxが優れたスマホであることに、疑いの余地はありません。でも、私が普段使いに選ぶのは、Pixel 8です。
買い替えを考えている方に向けに、その理由をご紹介します。
1. カスタマイズの選択肢が多い
AndroidとiOSの比較の定番ネタです。Androidのホーム画面やロック画面、アプリアイコンでできることのほうが多いのです。
私自身は、ホーム画面にアプリをひとつしか置かないとか、ウィジェットを四方八方に広げるといったように、スマホの見た目を自分で細かく設定したい派です。
iOS 18がリリースされたら、ホーム画面をもっとカスタマイズできるようになるという噂も飛び交っています。これはつまり、Appleも認識しているということなのでしょう。
iOSのホーム画面とアプリライブラリーの使いにくさや、ピン留めしていないアプリを見つけるのも大変です。
2. Googleのアプリは、どこででも使える
アプリに関して言うと、一部の例外を除けば、GoogleのほうがAppleよりもずっと魅力的だと私は思います。「Gmail」対「Apple Mail」、「Googleマップ」対Appleの「マップ」アプリ、「Googleフォト」対Appleの「写真」アプリ。
どれを取っても、私が選ぶのはGoogleです（そんな私も、「Apple Music」は大好きですが）。
スペースの都合で、個々の理由を詳しく説明することはできませんが、簡単に言うと、Googleのアプリはスピーディーで信頼できます。
そして何より、どこででも使えます。Googleから映画をレンタルした場合、その映画はほとんどのデバイスでサクサク再生できます。
それに対して、「Apple TV」をAndroidで作動させた場合は、いったいどうなるでしょう？ 実際に試してみたことがある人ならわかると思いますが、サクサクとは言い難い印象です。
確かにこれは、AndroidとiOSというよりも、GoogleとAppleが提供するアプリとサービスの問題かもしれません。
ですが、私のようにAppleのデバイスと他社のデバイスを併用している人なら、Googleを選べば、きっと毎日の生活がもっと楽になるはずです。
3. アプリに与えられている自由度が高い
アプリといえば、iOSよりもAndroidのほうが、デベロッパーに対してOSを自由にできる許可を多く与えています。
Appleに言わせれば、Androidの安全性が低いのはそのせいだとなるでしょう。
一方、あらゆる種類の自動化やルーチンを生成する「Tasker」などのアプリが示しているように、いじくり回したり、改造したりが好きな人に適した選択は、Androidです（かくいう私も、そのなかのひとりです）。
その結果Androidには、iOSにはないアプリのカテゴリーもできあがっています。
たとえば、バッテリーの状態や使用量をチェックするためのアプリ、Wi-Fiネットワークの診断を行うためのアプリ、スマホでファイルの管理を行うためのアプリなどです（iOSのオプションでは、とても歯が立ちません）。
個々のアプリ自体の枠を越えて、Androidでは、これらでずっと多くのことができます。たとえば、同じアプリのインスタンスを複数インストールできます。
2つのアプリを画面上に並べて実行できます。変更できるデフォルトアプリも多いです。さらには、テキストメッセージを管理するための別のアプリをインストールすることもできます。
これなどは、iOSでは（仮にあったとしても）とてもすぐには実現しないでしょう。
4. 使いやすさで勝っている
これについては、現時点では、私がAndroidのほうに慣れていることが理由のひとつかもしれません。
たとえば、通知です。これについては個人的な好みということもありますが、私はAndroidのシステムが断然好きです。
Androidの場合、もし未読の通知があれば、それがステータスバーとロック画面にずっと表示されます。
これがiOSなら、通知センターに消え去ってしまいます。通知を拡大したり、非表示にしたりするのも、体感ではAndroidのほうが速いです。といっても、両者の差はわずかなものですが。
初代からずっとiPhone一筋で、一度もAndroidを使ったことがない人であれば、乗り換えた場合には使い勝手が悪いでしょうし、iOSの流儀が恋しくなるでしょう。
それは当然です。けれども、両方を使ってきた私に言わせると、Androidという選択は、多くの点で理にかなっています。
たとえばAndroidの場合、アラームをセットしたかをロック画面で確認できます。これがiOSなら、そのためのウィジェットの追加が必要になるのです。
