修正テープが使いづらくて苦手…と感じている人は、どうやら一定数以上おられるようで。正直に言えば、私も不器用ゆえにかなり苦手です。
テープが偏って出てしまう、テープの端を切り損ねてガタガタになる、修正したい箇所からテープがはみ出してしまう…など。
トラブルの種類は多様ですが、要するに「上手くきれいに修正できない」というのが、苦手に感じる最大の要因でしょう。
もちろん、従来の修正テープでだって、コツさえ掴めば誰でもそれなりに上手く修正はできるはず。ですが、コツをつかむまで修正テープを練習する、というのも面倒な話。
であれば、最初から簡単かつきれいにテープが引けるアイテムを使うのが、一番手っ取り早いわけです。
【「ホワイパーPL」はこんな人にオススメ!】
- 修正テープを使うのが苦手
- 一番快適な修正テープを選びたい
快適機構のペン型修正テープで解決です
プラス株式会社の「ホワイパーPL」は、誰でも使いやすく失敗しにくい機構を備えた修正テープだと思います。
大体において、テープの偏りや引きミスは、テープヘッドがうまく紙に密着していないのが最大の原因。
つまりテープを引く際の持ち方や手首の角度などに因るトラブルなんですが、これを解決するのが、ペン型のボディとサスペンション搭載ヘッドです。
これまでにもペン型と呼ばれる修正テープはいくつかありましたが、中でも「ホワイパーPL」はヘッドからリール部までをスマートな軸でつないだ、もっともペンに近いフォルムと言えます。
このペン型の何が良いかって、まずボディを持つのに最適な位置がわかりやすいということ。
横方向に引く場合は、グリップ上にあるギザギザのすべり止めに親指を乗せればOK。そのまま修正箇所にヘッドを押しつけてスーッと右にスライドさせれば、きれいにテープが引けるはずです。
縦方向に引く場合は、すべり止めに人差し指を乗せてください。これさえ覚えておけば、まず持ち方で失敗することはありません。
また、握り位置が一般的な修正テープより高いため、ヘッドから修正箇所にかけてがスッキリして見やすい、というのも大事なポイント。
もう1つ重要なのが、クッションヘッド機構と呼ばれるサスペンション。
ヘッドを修正箇所に押しつける際、先端ローラーが傾いて紙から浮いていると、テープの偏りが発生します。
ところがヘッドまわりが微妙にしなるクッションヘッドであれば、普通に筆圧をかけるだけで、ヘッドがぴったりと紙に密着。テープを均等に引き出すことができる、という仕組みです。
もちろん、テープまわりにも工夫が満載
テープを収納するリール部には、独自機構のファインキーパーを搭載。
これは、使いはじめから使い終わる直前まで、テープを引き出す荷重を一定に保つための機構です。
使い終わりになってもリールがギリギリと重くならず、カリカリカリ…と気持ちよく引き出せるので、作業効率が落ちません。一度これに慣れてしまうと、「重くなるテープはもう使いたくない!」と感じるはず。
最近のプラスの修正テープは、白色層が従来品より11%薄い「薄さらテープ」を搭載しているのも大きなポイントです。
これまでだと、ペンで上から書き直す際、修正跡をペン先でガリッと削っちゃうこともよくありました。
ところが白色層が薄い=紙との段差が低ければ、「乗り上げてガリッ」も発生しにくくなる。つまり、書き直しやすくて快適なんです。
これまでにも「使いやすい」と言われる修正テープをいくつも試してきましたが、個人的にはこの「ホワイパーPL」がもっともミスなく使いやすい、と感じました。
なにより、テープが常に偏りなくまっすぐに引き出せるのは、修正テープ苦手勢にとっては感動モノ。ひとまず騙されたと思って、一度使ってみてほしい逸品だと思います。
──2022年9月26日公開記事を再編集して再掲しています。
今日のライフハックツールをもっと見る執筆・撮影: きだてたく(文房具ライター)/Source: プラス株式会社, Amazon.co.jp