先日リリースされた「Windows 11」の最新アップデートにより、このOSにあった不具合がかなり解消されています。
さらに、今回のアップデートにより、Microsoftが少し前からチラ見せさせてきた「Moment 5」のさまざまな新機能も使えるようになりました。
マルチタスクがはかどる新機能が続々!おすすすめ5選
今回のアップデートの目玉は、やはり何と言っても、Microsoftが数カ月前から予告してきたMoment 5の新機能。主なものには「音声アクセス」の新機能や、改良が加えられた「ナレーター」機能などがあります。
1. 音声によるショートカットや読み上げ機能
たとえば「音声アクセス」を使って複数のウィンドウでマウスを利用できたり、「音声アクセスコマンド」のウィンドウで音声ショートカットの設定が簡単にできるようになりました。
こうしたショートカットを利用すると、音声でテキストのコピペができるほか、特定のファイルやアプリ、URLを開くこともできます。さらには、キーボードのキーを押したり、マウスをクリックしたりもできるのです。
また、今回のアップデートでは、画面読み上げツールに新しい自然な音声も追加されました。これらの新機能はどれも、Windows 11の「アクセシビリティ」セクションで確認できます。
2. 複数のウィンドウを簡単に並べられる!
さらには、「スナップレイアウト」機能もアップデート。これにより、AIのヒントを参考にして、複数のウィンドウを特定のセットアップへ簡単に並べられるようになりました。
ウィンドウの最大化ボタンの上にマウスを置くか、「Win + Z キー」を押すことで簡単に使用できます。
まだ「スナップレイアウト」を使ったことがない方は、以下の手順でこの機能が使えます。いろいろなオプションが用意されているので、好みの使い方を探ってみましょう。
システム>マルチタスク>「ウィンドウのスナップ」のトグルをオンにする
「スナップレイアウト」は、以前からWindows 11の主力の1つではありましたが、AIを使って、どのウィンドウを大きくすべきか、小さくすべきかを判断することで、さらに使いやすいレイアウトを作成できるようになりました。
3. 画像編集もスムーズに!
「マジック消しゴム」が使えるOSは、もはやAndroidだけではありません。Windows 11の「フォト」アプリにも、AIによる同種の機能が追加されたからです。
この機能には「フォト」からアクセスできます。ツールバーから「消去」を選び、削除したいアイテムをハイライトすれば、あとは「生成消去」が写真をきれいに仕上げてくれます。
4. ウィジェットのカスタマイズが可能に!
また、Moment 5でのもう1つのアップデートとして、ウィジェットがどこに分類されるのかを、ユーザーがカスタマイズできるようにもなります。
今後、ユーザーがカテゴリーをどこまで管理できるようになるのかは定かではありませんが、これによって、ユーザーが好きなようにウィジェットをセットアップしやすくなることは確かです。
いずれにせよ、ウィジェットを利用しているユーザーにとっては、この新機能は便利でしょう。
5. Copilotも気軽に試せる!
最後に、Moment 5のアップデートにより、Windows 11のローカルユーザーもついにCopilotを試せるようになります。10回という制限付きですが、Microsoftアカウントへアップグレードするかどうかを判断するには、このぐらいあれば十分でしょう。
そのほか、「EUのみ」のさまざまな機能(Windows 11からBingとEdgeを削除できるオプションなど)も、Moment 5で利用できるようになりました。
しかし、残念ながら、こうしたEU限定の機能については、今のところアメリカなど世界のほかの地域でリリースされる予定はないようです。
Source: Microsoft