家ではいつもトラックボールを愛用しています。ただ、PCを持ち運んで仕事をする際は、大きくてかさばることを理由にモバイル性の高いマウスか内蔵のトラックパッドを使っていました
モバイル性の高いトラックボールは構造上難しいのか、種類は多くありません。
しかし、「持ち運びやすいトラックボールを探しているユーザーは多いはず」と思い、探してみたところ、見つけたのがナカバヤシの小型トラックボール「小型BT静音5ボタントラックボール ブラック」。
結論、モバイル性の高さをウリにしたマウスほどではないものの、トラックボールとしては十分に持ち運びやすいアイテムでした!
持ち運びを諦めていたトラックボールユーザーの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
【ナカバヤシの小型トラックボールはこんな人にオススメ!】
- 外出先でもトラックボールを使いたい
- ミニサイズで持ち運びやすいトラックボールを探している
- 扱いやすく操作性の高いトラックボールを探している
まずはどれくらい小さいのか確認
持ち運ぶために重要な要素は、やはり本体の大きさです。
画像だとわかりにくいかもしれませんが、実際に本製品を見てみると明らかに小さいことがわかります。
続いて、普段使用しているロジクール製のMX ERGOと比較してみました。
縦も横もMX ERGOより短く、高さも低いので、実際に握ったときのホールド感は本製品のほうがしっくりきます。
特に、手が大きくない人にとっては、より顕著に現れそうです。重量も128gと軽く、バッグに入れても大きな負担にはなりません。
どんなバッグにも収納できるサイズ、重さです。今回はコクヨのツールバッグ、BIZRACKに入れてみました。
今回はコクヨのツールバッグ、BIZRACKに入れてみました。
特に問題はありませんが、欲を言うのであればモバイル性に特化したトラックボールなので、専用のケースがあればよかったかなぁと思います。
モバイルトラックボールにはうれしい機能
続いて、機能面を確認してみましょう。
トラックボール中央にあるスピードボタンを押すことで、dpiを2種類に切り替え可能です。
トラックボールやマウスにおけるdpiは感度を表し、数値が高いほどマウスカーソルの動きが速くなります。本製品は、600dpiに固定されたモードと450〜1200で変動する自動モードがあります。特別なこだわりがない限りは、600dpiの固定モードで問題ありません。
また、持ち運んで使う際にうれしい静音ボタン設計となっています。
ボタンをクリックしてもカチカチと音が鳴らないため、周囲の目を気にする必要はありません。
コワーキングエリアやカフェでも、仕事に集中できます。
なお、特筆すべき機能ではありませんが、ブラウザの戻る・進むボタンも搭載されています。マニュアルによるとMacでは動作しないとのことでしたが、実際に試してみるとしっかり動作しました。
ロジクールやエレコムなどのデバイスは、専用のソフトウェアを使ってボタンをカスタマイズできますが、本製品はカスタマイズに対応していません。シンプルに使いたい場合におすすめです。
使いやすいデザイン
一般的なトラックボールは縦に長いデザインが多いですが、本製品は縦横の差はあまりなく円形に近いデザインとなっています。
そのおかげで、指が短い筆者でも、ストレスなくすべてのボタンを押すことができます。MX ERGOでは、奥にあるボタンに人差し指は届かず、少し使いづらく感じていました。
また、製品全体に溝のような凹凸が付いているため、指がぴったりフィットします。
指がずれる心配がなく、握りやすいため、長時間使用しても疲れにくいです。
ちなみに、「普通のトラックボールを使っていて気にしたことがないから問題ない」という人もいると思いますが、むしろそんな人こそ試してみてほしい。
なぜなら、筆者もそう思っていましたが、実際に握ってみるとその違いに衝撃を受けたからです。今では、すべてのトラックボールに採用してほしいと考えています。
多機能を求めないなら据置でも使いやすい
本製品は、モバイル性に特化したトラックボールなので、機能は必要最低限のみ搭載されています。
トラックボールにショートカットやコマンドを割り当てたい方には不向きですが、シンプルに使いたい場合は本製品が適しています。
全体的にコンパクトなデザインで使いやすいため、手が大きくない人にもおすすめです。トラックボールを持ち運びたい方や、普段のトラックボールが大きくて使いにくい方は、ぜひ試してみてください。
──2024年3月20日の記事を編集のうえ、再掲載しています。
執筆・撮影: 津田まさき
Source: ナカバヤシ, Amazon.co.jp