Apple、中国のApp Storeから「WhatsApp」「Threads」「Signal」を削除

Apple、中国のApp Storeから「WhatsApp」「Threads」「Signal」を削除

1

複数の報道によると、Appleは4月19日、中国政府から「国家安全保障上の懸念」を理由に、中国のApp StoreからWhatsAppとThreads、Signal、Telegramを排除するよう命令があり、App Storeから削除したと発表したそうです。

Appleは4月19日、中国政府からの命令で、中国のApp StoreからWatsApp、Threadsを削除したと発表しました。他にも中国のApp Storeから、TelegramとSignalも削除されていることが確認されています。ReutersThe Washington PostWSJなど複数の米メディアが報じました。

中国政府は「国家安全保障上の懸念に基づき、これらのアプリを中国のApp Storeから削除するように命じた」と、Appleが声明を発表しているとのこと。またAppleは「私たちは、たとえ同意できない場合でも、事業を展開している国の法律に従う義務があります」とも述べているとのこと。

WhatsAppやThreadsが、具体的にどのような懸念があるのかは不明。米国の政策への報復という見方もあります。

いっぽうで中国政府に批判的な立場の活動をしている組織などが、WhatsAppのようなアプリを中国国内で利用しているという実態はあります。しかし中国のApp Storeから削除されていても、VPNを利用することで利用は可能で、大きな影響はなさそうです。