ビットコインをもっていても、将来豊かになれるとは限らないが、適切な貯金と投資を行えば、誰もが豊かになれます。

記事の要約

  • ウォーレン・バフェットは世界で最も裕福な人物のひとり。すぐに大金持ちになろうとせずに、地道な貯金と投資で豊かになった。
  • 正しい習慣さえ身につければ、誰もが豊かになれる。あなたもすでに正しい道を歩んでいるかもしれない。
  • 支出を収入の範囲内に抑え、退職後を見越して貯金しながら投資するのが、豊かになる単純な方法だ。

少なくともウォーレン・バフェットはそう主張しています。

ちなみに、バフェットは暗号通貨のことを一獲千金の手段とみなしています。あなたがバフェットほどの特大の資産家になる可能性は低いかもしれないが、一獲千金の夢に賭けることなく富をかしこく築く方法は存在します。

ただし、「富」を数字で定義するのは簡単ではありません。

豊かさとは個人的な問題だし、住む場所など、さまざまな要素によって変わるからです。

大ざっぱに言えば、請求書の支払いに困ることなく、しかるべき年齢で無理なく職業生活からリタイアできると思える状態を豊かとみなせるでしょう。

あなたが豊かさをどう定義するにしても、以下で紹介する11のヒントに従えば、簡単に富を築けるはずです。

1. 働き始めてすぐに、退職後の生活のために貯金を始める

最初の給料も含めて、すべての収入の一部を貯金に回すべきです。

働き始めたばかりのころは、退職なんてまだまだ先と思えるが、準備をしなければ、退職までの待ち時間はのびる一方。できるだけ早く貯蓄を始めることで複利が有効に働き、長期的には巨大な違いを生み出すのです。

2. ローンを期日どおりに全額返済する

学生ローンだろうと、住宅ローンだろうと、期日までに完済するのがつねに最善。期日を守らなかったり、全額返済しなかったりすると、長期的にはコストがかさむ一方です。

3. クーポンを利用して、安く買う

金銭的に高級食品店や流行のマーケットを利用する余裕があるからといって、そうする必要はありません。将来的に豊かになりたい場合は特にそうです。

米農務省の調べによると、四人家族世帯は週に150ドルから300ドル(約2万2000円から約4万4000円)を食料品に費やしています。

この支出を半分に減らせば、貯蓄に回せる額が一気に増えます。コストコのような安価に大量買いができる施設を利用することは、経済的であるだけでなく楽しいからです。

4. 急な出費に備えておく

人生は想定外の出来事であふれている——ときには予想外の出費も。そのため、厳しい日々のための備えとして生活防衛資金を確保しておくことが重要です。

一般的には、収入が途切れても3カ月は生活していける金額の確保が勧められているが、その額が多ければ多いほど、緊急時により多くの自由と安全を得ることができます。

5. 臨時の収入を使い切らない

会社からボーナスが出たら、豪遊して一夜で使い果たしたいと思うかもしれないが、実際にそうするのはやめたほうがいいでしょう。

そのような臨時の収入はあぶく銭のように感じられるが、苦労して稼いだお金とみなすようにしましょう。少しぐらい自分へのご褒美に使うのも悪くはないが、投資ポートフォリオの拡大や借金の返済などといった生産的な目的に利用することを検討しましょう。

6. 退職金口座に規定額よりも多くを支払う

年金には、4%など規定の拠出額が設定されています。この4%を401(k)やIRA(日本ならiDeCoや企業DC)に拠出するのはスタートとしては申し分ありませんが、額を増やすことで効果をさらに高めることも可能。あなたの会社もそのようなプログラムを推進しているかもしれません。

ファイナンシャルプランナーでBusiness Insiderのローレン・ライオンズ・コール記者によると、退職金口座を利用した投資をすることで、将来の個人的な経済状況を安全にできるだけでなく、税金も節約できるそう。規定額でのんびりやるのではなく、401(k)とIRAを最大限に活用しましょう。

7. 欲しいものではなく、必要なものをそろえる

収入の範囲内で生活できていれば、経済的な責任を果たせていると考えることができます。この状態を維持していけば、基本的なニーズはすべて満たされるでしょう。

それ以上の贅沢品を買う余裕もあるだろうが、そのような誘惑には抵抗してください。最新のガジェットを買う代わりに、そのお金を貯蓄に回しましょう。

8. 昇給と昇進を続ける

安定した仕事と一定の給料も悪くはないですが、努力は報われたほうがいいですよね。一見良好なキャリアも、インフレーションに見合った昇給がない場合、すぐに行き詰まってしまいます。

したがって、単純に願い出るなどして、定期的に昇給が得られるようにみずから働きかけましょう。

9. 住宅にお金を使いすぎない

ウォーレン・バフェットは世界で最も裕福な人物のひとりですが、いまだに1958年に3万1500ドル(約1134万円、1ドル=360円で換算)で買った家に住んでいます。

バフェットはBBCに「あの家で満足。ほかの場所でもっと満足できると思ったときには引っ越しするよ」と語りました。

多くの人と同じで、バフェットも高価な邸宅がなくても幸せなのです。

質素な家に住んでいるという事実が、彼がほかのことにより多くの価値を見いだしていて、そちらに多くを使うために倹約している証拠だと言えます。一般的に、住宅に費やすのは収入の30%までにすべきだと言われています。

10. 攻撃的だが分散した投資ポートフォリオ

長期的に展望した場合、最善なのは低コストで、分散していて、攻撃的な投資です。

不必要な料金にお金を使いたくはないし、ひとつのことに全財産を投じるべきでもありません。また、自分の年齢や負えるリスクに応じて、株式と債券の適切なミックスを構築することも大切です。

最悪の投資は、投資をまったくしないことです。

11. クレジットカードの借金をなくす

何百万ものアメリカ人にとって、クレジットカードの負債が富を築く最大の障壁になっています。負債は金銭的に巨大な負担になるばかりでなく、その人の信用スコアも落とすし、住宅の購入などといった機会をはばむ要因でもあります。

BUSINESS INSIDER JAPANより転載(2024.2.29公開記事)

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