高級腕時計の代名詞とも言えるトゥールビヨン腕時計。その美しく複雑な機構に、これまで多くの人が魅了されては高嶺の花と諦めてきたに違いありません。

こうしたなかmachi-yaにて、手が届く価格帯のトゥールビヨン腕時計がプロジェクトを展開中です。

機械式腕時計の長い歴史を踏襲しつつ、モダンでスタイリッシュなデザインを取り入れた「ZEROO T7」は、東京アトリエで組み立てられる日本製トゥールビヨン腕時計です。

今回はこちらのプロダクトをお借りし、伝統と革新の融合が生み出す魅力をチェックしてみました。

複雑機構を眺めやすいフルスケルトン仕様

Photo: 山田洋路
Photo: 山田洋路

機械式腕時計の魅力は、その精緻で複雑な機構にあります。特にトゥールビヨンは、世界三大複雑機構の1つとして知られ、多くの腕時計愛好家を虜にしてきました。

「ZEROO T7」の場合、2つのデザイン面の工夫によりメカニカルな時計の印象をさらに増長しているのがわかります。

1つは、ケースのモダンな八角形デザインです。316Lステンレススチールでできた無機質で近未来的なデザインの大枠にムーブメントを収めることで、かえって古典的な歯車構造の魅力を強調。

トゥールビヨンの美しさを最大限に引き出すための野心的な試みは、大成功しているといえるでしょう。

Photo: 山田洋路
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もう1つは、ダイヤルのフルスケルトンデザインです。キャリッジのみならず、ゼンマイや輪列など、機械式腕時計の仕組みすべてを目の当たりにできるのは時計好きにとっての至福。

さらに両面スケルトンデザインを採用している「ZEROO T7」は、裏からの眺めを楽しむこともできます。

フライングトゥールビヨンをあらゆる角度から堪能

Photo: 山田洋路
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ケース上面、アーチ形状のサファイアクリスタルガラスが、柔らかな曲線美を生み出し、ムーブメントの動きを美しく演出します。

トゥールビヨンの心臓部であるキャリッジに目をやると、中心から三方向に伸びるアームが正確に時を刻みつつ回転しているのがわかります。

「ZEROO T7」に採用のフライングトゥールビヨンでは、まるでキャリッジが宙に浮いているかのように見えるのが魅力。トゥールビヨンによる重力への挑戦を、あらゆる方向から堪能できました。

Photo: 山田洋路
Photo: 山田洋路

ツインバレル機構によるパワーリザーブは60時間と長いので、一度ゼンマイを巻き上げれば長く使えます。

ただ、ゼンマイを巻き上げるのも手巻き式腕時計の楽しみの1つ。時計に丁寧に動力を加えるこの作業が、毎日の時間の捉え方を特別なものにしてくれます。

ディテールにもこだわり抜いた職人技の結晶

Photo: 山田洋路
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こだわり抜いたディテールもこの腕時計の魅力。ケースデザインのアクセントにもなっているリューズガードは、リューズの操作性も犠牲にしていません。

T7専用に開発されたステンレスブレスレットは、ケースデザインと完全にマッチ。Dバックルは、ZEROOのロゴマークが中心で噛み合うユニークな仕様です。

デザインに加えて装着感も追求した上質なストラップが、間違いなくこの腕時計の完成度を高めています。

Photo: 山田洋路
Photo: 山田洋路

スーツスタイルから普段着にまで合わせられるので、さりげなくセンスをアピールできそう。

フルスケルトンデザインで、トゥールビヨンによる精緻な動きを存分に堪能できる新しい時代の機械式腕時計。「ZEROO T7」についての詳細を以下からチェックしてみてください。

ーー2023年4月12日の記事を再掲載しています。

>>ZEROO T7 SKELETON TOURBILLON 機械式腕時計

Photo: 山田洋路

Source: machi-ya