4月19日にからついに日本語での提供が開始されたSlack AI

Slack上に蓄積された膨大な情報から必要なものを探したり、会話の概要をすばやく把握したりが可能になります。チームの業務効率化がさらに加速しそうなSlack AIの3つの機能を紹介します。

【今日のワークハックはこんな人におすすめ!】

  • Slack上に溜まった情報から必要なものを素早く見つけたい人
  • 会話の流れや重要なポイントを一目で判断したい人

今日のワークハック:Slack AIでチームの生産性を高める

1. 知りたいことを文章で質問できる

Photo: 酒井麻里子
Photo: 酒井麻里子

ワークスペース上部の検索バーでは、従来のキーワード検索に加えて文章での質問が可能になりました。

たとえば、商談についてやりとりしているチャンネル内で「○○社との商談を進めるには何がポイントになる?」のように質問すると、そのユーザーがアクセスできる情報にもとづいた回答が文章で生成されます。

回答の根拠となる投稿へのリンクも表示されるので、元の会話に移動して詳細を確認することも容易です。

Screenshot: 酒井麻里子 via Slack
Screenshot: 酒井麻里子 via Slack

何を質問すればいいかわからない場合は、まずはキーワードで検索しましょう。検索結果に表示される「生成」をクリックすることで質問文そのものが自動生成され、回答が表示されます。

生成AIのプロンプト作成に慣れていなくても、従来の検索の延長のような感覚で使えるのがいいところです。

2. 要約機能で会話をすばやく把握

Screenshot: 酒井麻里子 via Slack
Screenshot: 酒井麻里子 via Slack

特定のチャンネルでやりとりされた内容をすばやく把握したいときは、要約機能が便利です。チャンネル右上のアイコンをクリックして対象期間を選択すると、その期間中の投稿をまとめたものが見出し付きで表示されます。

Photo: 酒井麻里子
Photo: 酒井麻里子

まとめ内にも元の投稿のリンクが表示されるので、気になった情報はスレッドに移動して一連の流れを確認できます。投稿元のスレッドで長い会話が行われていた場合には、スレッド単位でさらに要約することも可能です。

3. 毎日のまとめでチャンネルの流れを追う

Photo: 酒井麻里子
Photo: 酒井麻里子

「まとめ」は文字どおり、指定したチャンネルの投稿内容を毎日まとめてくれる機能。新聞の見出しのようにトピックが表示され、それぞれの見出しの下に表示されたボタンをクリックすると詳細が展開されます。さらにそこから元のスレッドを開くことも可能です。

まとめの対象は、チャンネルおよびDMから自由に選択が可能。定期的に内容を追いたいものだけを追加することで、効率的な情報の把握が可能になります。


Slack AIは、Slack有料プランのアドオンとして提供され、「プロ」「ビジネスプラス」プランでは、料金は1人1ヵ月あたり 1,200円で利用可能に。

「Enterprise Grid」プランを契約しているチームのSlack AIを含めた契約内容や費用は個別対応となっています。

日々膨大な会話が行われるSlackで、すべてのやりとりに目を通すのは至難の業です。チームをまとめるマネジメント層となればその労力はより大きなものとなるでしょう。

会話をその都度自力で追うことなく必要な情報だけをキャッチアップできるSlack AIは、業務をさらに効率化する助っ人として活躍してくれそうです。

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Source: Slack AI