有料版ChatGPTのGPT-4 Turboはさらに進化しています!
日本時間2024年4月12日9:03 のX(旧Twitter)への投稿で、OpenAIはGPT-4 Turboモデルの最新バージョンが、すべての有料ChatGPTユーザー向けに公開されたことを発表しました。
で、何が新しいの? ちょっと大雑把ですが、OpenAIによると、GPT-4 Turboの最新版は、ライティング、数学、論理的推論、コーディングが得意になったそうです。
GPT-Turboは何が大きく進化した?
発表記事のグラフを見ればわかるのですが、4月9日バージョンのGPT-4 Turboは、今年1月25日バージョンのGPT-4 Turboよりも、ほぼすべてのカテゴリーで向上しています。
GPT-Turboの最大の飛躍は、科学的データセットに関するAIベンチマークであるGPQAが39.7%から49.1%に向上、そのほかのベンチマーク指標であるMATHは64.2%から72.2%に向上しました。
文章はよりカジュアルに、AIらしさがなくなる
OpenAIが特に注目しているのは、新しいGPT-TurboでChatGPTを使う際の一般的な体験の改善であり、私のようなユーザーがもっとも気づくであろうことです。
同社によれば、ChatGPTを使って文章を書いているとき、モデルの応答は「より直接的で、より冗長でなく、より会話的な言葉を使う」ようになると言います。
OpenAIの投稿で使われている例を見れば、それがわかるでしょう。
ChatGPTは、自分の誕生日ディナーの招待状に返事をするよう、友人にリマインドするSMSを生成してくれます。1月時点のGPT-4 Turboモデルは、役に立つものの、AIが生成したとわかるような文章を生成しました。
しかし、最新のモデルは、より短く、よりカジュアルなリマインダーを生成することができます。
GPT-4ターボのデータセットは2023年12月までです。その前のバージョンは2023年4月に止まっていました。
つまり新しいGPT-4 Turboは、インターネットに接続しない限り、2024年については何もわかりませんが、以前のバージョンよりも約8ヶ月分の時事に関する情報を持っていることになります。
Source: Twitter, Cornel University, GitHub