デジタル化の波が押し寄せる現代社会。否応なく、私たちのセキュリティ意識は高まっていくばかりです。

特に、WEB上のサービスを利用する際のパスワード管理には、悩んでしまうことがありませんか? 簡単すぎる文字列は論外だし、使い回しもNG。PCに記憶させるとしても、ネットワークを介するので、万が一の情報漏えいが不安という声も聞こえてきそうです。

そんななか、「PassCard」はアナログな手法でパスワードを生成・管理できるプロダクト。救世主的な存在に成り得るのか、チェックしてみました!

堅牢で安心して持ち出せる、アルミニウム合金製

その名の通り、85×54mm(角丸)で、クレジットカードなどとほぼ変わらぬサイズの「PassCard」。ぴったり収まるカードスリーブが付属しています。

もちろん、財布のカードポケットに入れて持ち運ぶことも可能。出先でパスワードの確認が必要になっても安心です。

カードは、アルマイト処理された厚さ0.8mmのアルミニウム合金製。財布に入れっぱなしでも、折れたり曲がったりする心配はまずないでしょう。

陽極(+極)を用いて電解処理を施し、人工的に酸化皮膜を生成するアルマイト処理が施されていて、指紋やキズがつきにくいのも嬉しいポイントです。

どんな風にパスワードを生成するの?

一般的に、WEB上で利用されているパスワードは下記の4パターン。サービスごとに、これらすべてを記憶したり管理したりするのは、現実的に難しいですよね…。

・数字のみ(例:2457、356912)
・数字、文字(例:2fg78h)
・数字、大文字と小文字、特殊文字(例:7kU1*4+B@eJ8)
・数字、大文字、小文字(例:3eG9h7iP2d4)

しかしご安心ください。「PassCard」は、すべての生成パターンに対応しています。

簡単なものから複雑なものまで、あらゆるニーズに応える柔軟性も魅力的です。

スライドショー
一覧
表面(左側:数字のみ、右側:数字/大文字/小文字)
表面(左側:数字のみ、右側:数字/大文字/小文字)
Photo: 山科拓郎
裏面(数字/大文字/小文字/特殊文字)
裏面(数字/大文字/小文字/特殊文字)
表面(左側:数字のみ、右側:数字/大文字/小文字)
表面(左側:数字のみ、右側:数字/大文字/小文字)
Photo: 山科拓郎
裏面(数字/大文字/小文字/特殊文字)
裏面(数字/大文字/小文字/特殊文字)

刻印されている数字やアルファベットは、すべて固有のもの。パスカード上のすべての文字は、1つまたは2つの文字で囲まれています。

表と裏で文字列の組み合わせは異なるので、どちらを利用した場合でも、強固なパスワードを生成可能です。

気になるのは、やっぱり生成の方法ですよね。上に掲載したGIFで、表面でパスワードを生成する例をご覧ください。

「QWERTY」「ORANGE 」などといったいかにも脆弱そうなパスワードが、「6D3ohT」や「Joa$r0」に変換できています。囲いの左上もしくは右上の角にある英数字を、対応させればいいんですね。

また、数字(2)の形に沿ってパスワードは、よりセキュリティ面で強力そう。なぞる形を覚えて、起点となる1文字だけメモしておけば、必要なパスワードがすぐに復号できるでしょう。

図形をなぞっても良さそうだし、1枚の「PassCard」で膨大な数のパスワードを生成できそうですね。たとえ誰かがあなたのカードを拾ったとしても、その複雑なパターンを解読することは至難の業でしょう。

紛失してしまっても、ご安心あれ!

各カードには固有のシリアルナンバーが刻印されており、他のカードとは一切同じではないというのも、特別感のあるポイント。

このシリアルナンバーは、付属の記録カードに書き留めて保管しておきましょう。

万が一「PassCard」を紛失してしまっても、記録カード記載のWEBサイトにアクセスすればOK。メモしたナンバーを送信することで、所有していた「PassCard」のグラフィックを確認できます。カードとして所有したい場合は、有料で再発行することも可能とのことなので、安心ですね。


セキュリティ上の理由から、製造は香港と英国の自社スタジオで行われ、高い品質が保証されている「PassCard」。

実物をチェックしてみて、ネットワーク介さずパスワードを管理できる…というのは、セキュリティ意識が高まる現代のニーズにしっかり応えていると感じました。

商品についてより詳しい情報が知りたい方は、ぜひ下記のリンクをチェックしてみてください。

>>>忘れがちなパスワードの救世主!世界で1枚、ハッキングされないパスワード生成カード

こちらの記事は2023年11月16日の記事を再編集して公開しています。

Image: TITLEinc

Photo: 山科拓郎

Source: CoSTORY